Ercol
Quaker Chair
本日は優美な曲線を描く背もたれが印象的なUKビンテージ、” アーコール / ercol “社『 クエーカー ダイニングチェア 』のご紹介♪
優美な曲線と心地よい手触りの英国ヴィンテージ
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アーコール社は、家具デザイナー” ルシアン・アーコラーニ / Lucian R. Ercolani “により1920年に創業。現在でも彼のファミリーにより経営されている英国老舗メーカーです。近年、マーガレット・ハウエルが復刻させた事で人気が再燃し、日本国内でも注目を集めています。
バリエーションも幅広く、同社のブランドイメージをつくる代表的な作品になりますが、今回は定番のアームレスダイニングチェアが2脚入荷致しました!肘掛けのないタイプなので、天板や幕板に当たる心配もなく、カップルで普段使いしやすいデザインです。1脚ずつでの販売となりますので、昨今の在宅ワーク/テレワークに伴うデスクチェア需要にも応えられ、無機質になりがちなワークスペースにナチュラル感溢れるコーディネートが可能です。
同作はエルム材とビーチ材を組み合わせた60年代頃のビンテージチェア。エルム材はヨーロッパでは街路樹や公園で見られる親しみ深い木材で、明瞭で美しい木目が印象的です。世界の街路樹の中では、プラタナス、マロニエ、リンデンバウムと並び、「世界四大街路樹」と呼ばれています。かつてイギリスではエルムの木が多く自生していましたが、1970年代に「ニレ立ち枯れ病」という植物の病気が蔓延し、その大部分が死滅。英国産のエルム材はとても少なくなっています。今ではアメリカまたはカナダが主要産地となっています。
「エルム材」といわれてあまりピンとくる人は日本では少ないかもしれませんが、日本では「楡(ニレ)」を指します。樹皮を剥がすと樹液でぬるぬるしていて、和紙をすく時の糊として古来より使われていた為、実は日本でも馴染みのある木。方言の「ネリ、ネレ」から由来して「ニレ」になったと云われています。
同作では1本の木を水蒸気で蒸し、高度な曲木技術により曲げられた継ぎ目のない曲線を実現。模倣品をどこかで見たことがあるかもしれませんが、継ぎ目の有無がアーコールの技術力を証明します。背もたれは5本のスピンドルにより隙間をつくり、視界を遮らずスッキリとした面持ち。同社では「オイスターシェイプ」と呼ばれ、牡蠣の貝殻にすっぽりと包まれる様な美しいフォルムが目を惹きます。
座面は板座になりますが、お尻の形に合わせてうっすらと座繰りになっておりますので、座り心地も快適です♪レッグフレームは座面に直接組み込む構造で、脚の末端部が、座面から見えると丸く残っている事がわかります。背もたれと同様にフレームの厚みに差を作る事で、植物の様な優美なフォルムとスッキリとした印象を作りだしています。レッグ同士は貫で繋げられ、細脚ながら確りとした強度があり、安定した着座が可能です。
インプション各店でも度々ご紹介しているアーコール製品ですが、お引越シーズンの今、最も需要が高まるダイニングチェアは特に即完売が予想されます。在庫限りとなりますので、是非この機会をお見逃しなく。ご注文はお早めに♪
アーコール Ercol クエーカー チェア 英国 ビンテージ エルム×ビーチ材 A ◎
アーコール Ercol クエーカー チェア 英国 ビンテージ エルム×ビーチ材 B ◎