子どもも、大人も楽しめるNaefの玩具
スイスの玩具メーカー、Naef ( ネフ社 )。今回、ありがたくも同社のアイテムを多数お買取させて頂いたので、ここぞとばかりにご紹介させて下さい。
残念ながら、私は幼いときにネフの玩具と触れ合っておらず、大人になってからのハジメマシテだったのですが、第一印象としては「なんだこの洒落た玩具たちは・・・」でした。
ネフの玩具は建築的な面も持ち合わせているから、大人になってからでも、いいえ大人になったからこそ(?)より楽しめて、その魅力にドハマりする方も多い、魅惑の玩具。あなたもひとつ、欲しくなっちゃうかもしれません!
そもそもNaef|ネフとは?
Naef ( ネフ社 )は、1954年にKurt Naef (クルト・ネフ )によって創業したスイスの木のおもちゃメーカーです。
彼はもともと家具職人でしたが、家具製作の合間に造ったNaef Spiel ( ネフスピール )という積み木がキッカケで木製玩具メーカーに転身。今では業界の先駆者とも呼ばれ、世界屈指の木製玩具メーカーへと変貌しました。
形さまざま、色さまざま、見るだけで楽しい玩具たち!
ネフの玩具は現在、ドイツやイタリア、フランス、アメリカ、日本など世界20カ国以上に輸出するほど。
50年以上も人気を保ち続けるブランドというのは、その理由があるはずで、やっぱりそれはオリジナリティに溢れた、まったく新しい発想の玩具を次々発表しているからではないでしょうか。
そんなユニークさのある玩具たちを、ぜひご覧ください。
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Naef Spiel|ネフスピール
Design by Kurt Naef ( クルト・ネフ)
ネフスピールがデザインされたのは1958年のこと。この玩具こそがネフ創業者であるクルト・ネフの初めてデザインした玩具であり、今でもずーっと生産され続けているベストセラーアイテムなのです。
横から見るとリボンのような形。上から見ると?まるで手裏剣のようなフォルムです。赤、青、黄色、緑、カラフルな色合いとなっていて、積み重ねるとまるで蝶々が飛んでいるようにも・・・見えたり。
Ornabo|オルナボ
Design by Kurt Naef ( クルト・ネフ)
同じくクルト・ネフによるデザインのオルナボ。キューブの6面それぞれ違った柄となっていて、組み合わせ次第でさまざまな模様に変化するユニークな積み木。積み木と言っていますが、もはやアートに近いですね。この手法はネフ社の代名詞と言っても過言ではないかもしれません。
Mosaik|キーナーモザイク
Design by Kathrin Kiener ( カトリン・キーナー )
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サイケデリックなカラーリングのキーナーモザイクもオルナボと同じように様々なパターンに変化します。色がとにかく鮮やかで、ハッデハデ。バイカラーキューブの複雑な色の組み合わせ・・・カトリン・キーナーの色彩センスの良さが際立つことなんの。自分なりのイメージでなんとな~く作り上げただけでも、美しい作品ができることに感動することなんの。
Imago|イマーゴ
Design by Kathrin Kiener ( カトリン・キーナー )
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こちらもカトリン・キーナーデザインのイマーゴ。インプション部長、大絶賛のアイテムです。直線、曲線、様々なラインのドット模様が細かく描かれて、合わせると幾何学のようなパターンになるのがとにかくカッコイイです。組み合わせ次第で一気に雰囲気が変わるのがなんとも楽しい!
Ikamo|イカモ
Design by Heiko Hillig ( ハイコ・ヒッリク)
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渋さのあるカラーリングのイカモ。デザインは ハイコ・ヒッリクによるものです。このキューブたち、少し日本の染め物のような雰囲気があって素敵なんです。
キューブシリーズは好きなパターンを模索しながらやってしまうと、あっという間に時間がながれてしまいます。おそろしい。けど楽しい。
Bauhaus Bauspiel|バウスピール
Design by Alma Siedhoff-Buscher ( アルマ・シードホフ=ブッシャー )
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建築家を養成する造形学校であると共に、現代ではモダニズムを表す代名詞ともなった学校、バウハウス。
このバウスピールはバウハウスのモデル住宅『Haus am Horn / ハウス・アム・ホルン 』の子供部屋に置かれる玩具としてデザインされたものです。曲線、三角、四角、さまざまなパーツの積み木は、想像次第で何にでも変化します。総合芸術学校であるバウハウス出身者の方たちは、どんなカタチのものを作っていたのか、気になるところです。
Steckpuppe|スティックスピール
Design by Margaretha Reichhard ( マルガレータ・リヒャルド )
こちらもバウハウスで学んだマルガレータ・リヒャルトによってデザインされたスティックスピール。
丸・三角・四角の単純なカタチ、ですが、顔や衣装は表裏でデザインがガラリと変わるユニークなスピールです。パーツは付け替えが出来るようになっているので、自由な発想で、ユーモアとセンスを磨きながら遊べる玩具。バウハウスというちょっとお堅いフレーズと、どこか愛嬌のある表情のギャップがなんだか面白いですね。
Modulon|モデュロン
Design by Jo Niemeyer ( ヨー・ニーマイヤー )
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ピエト・モンドリアンの抽象絵画を彷彿とさせるモデュロン。ヨー・ニーマイヤーによる黄金比を用いた積み木です。
黄金比とは?となると説明がまた難しくなってしまうのですが、ズバリ、人間が美しいと感じる比率が黄金比というわけです。つまり、モデュロンはどんな積み方をしても、美しく見える!ということです。積み上げるだけでアート作品ができちゃいます。
Cella|セラ
Design by Peer Clahsen ( ペア・クラーセン )
ネフ社の中でも個人的に特に好きなのがペア・クラーセンによるセラ。
ブルーの美しいグラデーション、積み方次第でさまざまなカタチになるけれど、この美しさは相も変わらず。日本のおもちゃ専門店『百町森』さんで開催されたパターンコンペティションで応募された作品たちがなにより凄いんです。こんなカタチもできるんだ・・・!とワクワクが止まりませんでした。
Campanile|カンパニーレ
Design by Cordula von Tettau ( コルデュ・フォン・テッタウ )
/ Manfred Zipfel ( マンフレット・チップル )
10個の木製ピースを十字形の溝に落とし、隙間なく詰んで楽しむ立体パズル、カンパニーレ。ピースは1つ1つのカタチが違うため、タワーにピッタリと収めるためには頭を使わなくてはなりません。
ピースを全部出した写真を撮ろうかと思いましたが、バラバラにすると元に戻すのに時間がかかってしまうのでは・・・と心配になり断念しました。時間があったらやりたかったです。ちなみに、真っ黒バージョンとなると、難易度が上がるみたいです。
Vivo|ヴィボ
Design by 相沢康夫
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ここからは日本人のデザイナーさんたちのご紹介です。
相沢康夫さんによるV字形積み木、ヴィボ。平面で星形や花形を作ってみたり、積み重ねて危ういアンバランスなものを作ってみたり。楽しみ方はさまざま!色は『赤・青・黄』の他に『黄緑・黄・水色』があるのですが、こちらの色がこれまた素敵なのです。
Picto|ピクト
Design by 和久洋三
こちらは和久洋三さんによるピクト。レッドとナチュラルカラーの積み木でさまざまなパターンを楽しんだり、積み上げたり。単純が故、お子さんと一緒に楽しむのにオススメの玩具ですね。
Tip|つづみ型こま
Design by 青木優太
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いままでのネフの玩具とは少し違った雰囲気のつづみ型こま、Tip。クルミとカエデの2種類の寄木細工で作られています。
初めて見たときはオブジェ?と思いましたが、名前を見てなるほど!これは駒なんですね。弾くように回すとユニークなシルエットが浮かび上がる斬新なデザイン。弾き方によって模様が変わるのでついつい沢山弾いてしまいます。寄木細工の美しさから、飾ってあるだけでも素敵な玩具です。
こんなモノもありました!
残念ながら、詳細は不明なのですが、こんな玩具もありました!白い球体の周りに黒い輪っか。まるで土星のようなフォルムのこちら。コレは一体何?と言いますと、こちらも実は駒。回すと輪っかが球体から離れて浮いているように見える不思議な光景になるんです。
お買取もお待ちしております。
見ているだけでも楽しいネフの玩具、いかがでしたでしょうか。
おうち時間が長くなってきた今日、こういったアナログの玩具もいま特に必要なのかもしれません。
インプションでは販売の他にお買取りもしております。大切に扱ってきた玩具たち、その「価値」をしっかりと繋いでいきますので、是非お声掛けくださいませ。