スペースエイジの魅力
未来は、まだ見ぬ景色として自由に描かれていた時代。1960〜70年代、アポロ11号の月面着陸を境に、人々の想像力は一気に地上を離れ、重力から解き放たれたような自由なかたちを求めはじめました。
その中で生まれたのが、従来の家具の常識にとらわれない、自由で未来的なデザイン。直線的で重厚だった家具は、やわらかな曲線へと変わり、プラスチックやFRPといった新素材によって、これまでにないフォルムを実現。そんなスペースエイジの家具は、"未来を目指した結果"というより、"未来そのものを先取りしてしまった痕跡"のよう。

だからこそ現代の空間に置いたとき、過去でも現在でもない、どこか時間の外側にあるような違和感と高揚を同時に呼び起こすのかもしれません。
本記事ではそんな時代の空気を色濃く映した家具たちをご紹介します。
未来を夢見た時代のかたち
Ovalia Egg Chair|Henrik Thor-Larsen

デンマークのデザイナー Henrik Thor-Larsen によって1968年に発表された「オヴァリアエッグチェア」。 たまご形のカプセルのようなフォルムが身体を包み込む構造で、グラスファイバーシェルに回転ベースを組み合わせた先進的な設計。オットマンも付属しているめずらしい個体です。
カプセル内の左右上方にはスピーカーが内蔵され、デザインと音に包み込まれる新たな感動を呼び起こします。
宇宙船やコクーンを思わせる造形は、当時の宇宙時代への憧憬を色濃く反映しています。視覚的インパクトと快適性を兼ね備え、空間に未来的な存在感をもたらすスペースエイジの名作です。
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Loewy DF2000|Dubinsky Freres by Raymond


フランスの家具メーカー Dubinsky Frères と、アメリカ人デザイナー Raymond Loewy によるコラボレーションから生まれた「DF2000」シリーズ。スペースエイジを象徴するモジュール家具のひとつです。
ホワイトのフレームに鮮やかなプラスチックドロワーを組み合わせた軽快なデザインが特徴で、直線と曲線が融合したフォルムや独特のハンドルには遊び心が感じられます。実用性とデザイン性を兼ね備え、空間にポップで未来的なアクセントを添える一台です。
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Dragon Shelf|MARGINAL by 河谷成樹

日本のデザインブランド MARGINAL による「ドラゴンシェルフ」は、有機的にうねるフォルムが印象的な収納家具。 曲線を連続させた構造はまるで生き物のような躍動感を持ち、空間に強い存在感を放ちます。プラスチックや成形素材の特性を活かした滑らかなラインは、スペースエイジ的な未来志向とポップな遊び心を体現。実用性を備えつつ、インテリアの主役となるアートピースのような一台。こちらは入荷早々旅立ちました。
SOLD OUT
Coat Stand MODEL VIP|Velca Legnano by Roberto Lucci&Paolo Orlandini

イタリアのブランド Velca Legnano による「Coat Stand MODEL VIP」コートスタンド。スチールとプラスチックを組み合わせた軽快な構造に、未来的なフォルムのフックやベースを配し、視覚的に浮遊感を演出。解体可能な実用性を備えつつ、曲線的で遊び心あるデザインは、玄関やリビングにアクセントを加え、インテリアオブジェのような存在感を放つ、モダンな一台です。
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Spiegel lamp|Louis Poulsen by Verner Panton

デンマークの照明ブランド Louis Poulsen による「シュピーゲルランプ(Spiegel lamp)」。鏡面仕上げの金属シェードが特徴的なスペースエイジ期の希少な一台。
光源を覆い隠しつつ反射光で柔らかな輝きを生み出す設計は、機能性と未来的造形を両立。無駄を削ぎ落としたフォルムと工業的素材の組み合わせは、1960〜70年代のモダンデザイン思想を色濃く反映し、空間に洗練された緊張感と静かな存在感をもたらします。
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SP1 Spiral lamp|J.Luber by Verner Panton

ヴェルナー・パントンが1969年頃に手掛けた、J.Luber社製のペンダント照明「SP1 スパイラルランプ」。螺旋状に成形されたアクリルパーツを幾重にも吊り下げた構造で、光を受けて揺らめくような輝きを生み出します。
プラスチック素材の可能性を追求した有機的フォルムは、1960〜70年代のスペースエイジ思想を体現。 照明でありながら空間に動きと幻想性を与える、彫刻的なアートピースとして評価されています。
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Serpente|Martinelli Luce by Elio Martinelli


イタリアの照明ブランド Martinelli Luce より、Elio Martinelli が1965年に発表した「セルペンテ(Serpente)」フロアライト。アームが蛇のようにしなやかに伸び、半球状シェードが滑らかな曲線美を描きます。
回転・可動する構造により光の向きを自在に調整でき、機能性と造形美を両立。プラスチック素材の革新性と有機的フォルムが融合した、スペースエイジを象徴する名作照明です。
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Pistillino|Valenti by Studio Tetrarch

イタリアのデザイングループ Studio Tetrarch が、照明ブランド Valenti のために手掛けた「ピスティリーノ ウォールランプ」。 放射状に広がる樹脂パーツが花や光の粒子のような造形を生み、点灯時には柔らかな拡散光が空間を包み込みます。
軽やかなプラスチック素材と有機的フォルムの融合は、スペースエイジ特有の未来志向を体現し、壁面にリズミカルな陰影と装飾性をもたらすアイコニックな照明です。
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KD27|kartell by Joe Colombo

60年代のイタリアデザイン界を代表するジョエ・コロンボ による「KD27」。1960年代後半に登場したスペースエイジ期を象徴する一台です。球体を思わせる丸みを帯びたフォルムと、鮮やかなカラーの樹脂シェードが特徴で、当時革新的だったプラスチック成形技術を体現。
軽やかでポップな外観はインテリアに遊び心と未来感を加え、実用性とデザイン性を兼ね備えたプロダクトとして現在も高い人気を誇ります。
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こうして振り返ると、スペースエイジ家具は単なる懐古的なデザインではなく、当時の人々が描いた「未来への想像」を今に伝えるタイムカプセルのような存在です。本記事で紹介したアイテムはほんの一例に過ぎず、この記事内以外にもさまざまなスペースエイジ家具が入荷しています!それぞれが曲線的フォルムやプラスチック素材、遊び心ある造形で空間に未来的なアクセントを加えるものばかり。ぜひ自分だけの空間に取り入れて、時代を超えたデザインの魅力を楽しんでみてください!











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