samsonite
folding chair
アメリカに近い街・福生。
さらば青春の光、森田さんのYouTubeアカウント”五反田ガレージ” で福生DIY 回が配信され、是非福生に行ってみたいと思いました。
そんな中、森田さんがふらっと立ち寄った 「インストックスタジオ」というTシャツ屋さん。
そこに見覚えのあるチェアが。
用賀店にも在庫している希少なアイテムだったので、思わずおっ!!と声が出てしまいました。
今回は五反田ガレージにあやかってその希少なチェアを紹介します。
ちなみにですが、森田さんも気になったようで腰掛けていました(笑)。
サムソナイトの椅子。
>>この商品の詳細を確認する
こちらは、”サムソナイト samsonite” の フォールディングチェア です。
サムソナイトはスーツ―ケースの販売を主としたアメリカの老舗企業。
その同社が高い技術力を活かして製造したのが、今回のフォールディングチェアです。
1910年。
サムソナイトの歴史は米国コロラド州デンバーで、創業者ジェシー・シュウェイダーにより設立されたシュウェイダートランク製造会社に始まりました。
始まりはトランクの製造。
当時は木製でしたが、大人5人が同時に乗ってもビクともしなかったそう。
確かな技術力で作られる頑丈で高品質な製品は、旅する時間と資金を持った当時の富裕層に受け入れられました。
サムソナイトのスーツケースは、100年以上経った今でも旅人やビジネスマンに愛され続けております。
その高い技術力を応用し製造されたのがフォールディングチェア。
スーツケース会社ならではの、計算された機能性と耐久性の高さが魅力的に映ります。
それだけではないのが、同社の凄み。
人惹き付けるデザイン性と素材の選択が絶妙なんです。
シンプルなデザイン。
経年により纏った風合いを一層引き立てており、独特な存在感を楽しませてくれます。
展開時は特に側面からのシルエットが美しく、しっかりとした太さのあるフレームから強靭な作りであることを伺わせます。
特長的なのがこの背もたれ。
L字型のフレームが背もたれを本体と分離させ、独特な浮遊感を演出しております。
耐久性が気になるかと思われますが、そこはさすがの技術力。
身体を預けても軋みやしなりはなく、ビンテージとは思わせない頑丈さがあります。
硬く一切のヘタリを感じさせない屈強なPVCレザー。
耐久性に加え防水力の高さも伺わせ、インテリアに留まらずアウトドアや店舗什器としてもお使い頂けそうです。
シルバーや茶の斑点が混ざったやれ感ような独特の色使いも魅力的。
サムソナイトの他のフォールディングチェアも見てみますと、自由なカラーリングが目立ちます。
詳しい年代は判別できませんが、今回のアイテムとそれらは恐らく1950-60年代に製作されたもの。
それはまさに、アメリカのミッドセンチュリー時代の黄金期。
無機質になりがちなフォールディングチェアに彩りやデザイン性を取り入れたのは、ミッドセンチュリー家具に影響されたのかも。
と筆者は勝手に思っております。
憧れのUS vintage 家具。
古びた金属が放つ表情はどこか色気さえ感じさせます。
無骨なサムソナイト フォールディングチェア。
是非ご自宅に迎え入れて下さい。