US Vintage
Walnut Sideboard
アメリカのビンテージ家具は「タフ」とか「無骨」といったワードが連想されるものが多いですよね。
繊細な装飾や木材の温かな質感は、北欧やヨーロッパのそれと比べてやや劣るかも知れませんが、ヘビーデューティさ漂う独特の格好良さはUSメイドに勝るものは無いと思います。
今回ご紹介するのもザ・USビンテージといったソリッドな雰囲気の一台です。
USらしいタフな雰囲気
1960年代頃のものと思われるウォールナットのサイドボードが入荷しました。
どっしりとして規則正しい配列はミリタリー家具の流れを汲んだものでしょうか。
装飾を極力排しているあたりからもそんな雰囲気が漂っています。
こちらの個体は9杯の引き出しを備えた、ドロワーチェスト型のサイドボード。
収納力に特化したレイアウトですので、お洋服をたくさんお持ちの方にお勧めの仕様です。
左右は幅広、中央は小型と使い分けしやすいのも嬉しいですね。
横幅178cmとなかなか存在感のあるサイズです。
テレビを置いてAVボードとして活用するもよし、アート作品や観葉植物、旅先で見つけた雑貨類などで思い思いのデコレーションを楽しむのもよし。
外観がシンプルなので合わせるアイテムを選ばないのもポイントです。
深みのあるトーンのウォールナットは、堅く耐久性がありアメリカの家具産業ではかなりポピュラーな素材です。
ウォールナット=クルミの木ですが、アメリカはブラックウォールナットが一般的で、日本のクルミより濃い色味が特徴です。
ちなみにドロワー内部はアルダー材と、北米らしい木材構成となっています。
ドロワー横にスタンプがございますが、ブランドロゴではなく家具製造組合の承認印のようなものみたいです。
西海岸はオレゴン州あたりで製造されたものであることが分かります。
それなりに古いお品物ですが、温度変化による狂いや開閉の難といった不具合のない実用的なビンテージ品です。
やっぱりこのタフさこそがUSの何よりの魅力だな、と再認識させてくれる一台でした。
格好良いサイドボードですので、実物の雰囲気をぜひ確認しにいらしてくださいね。