US Vintage
Waterfall Floor Lamp
ひとつ前に住んでいた家は、部屋のベランダから花火が見えました。折りたたみの椅子を出して、もちろんビールとおつまみを準備して。年に1回のお楽しみです。
遠すぎず遮る高い建物もないよく見える特等席。人ごみの煩わしさを感じることなく静かに花火を見られるのは、けっこう至福です。
ただ少し贅沢を言うならば、やっぱり出店の味も一緒に楽しみたい。実際にその場所でしか味わえない雰囲気というのもあるものです。
近くで楽しむものです。
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もう何年も花火大会には行っていないけれど、滝のように降り注ぐナイアガラという花火は絶対に現地で見たい醍醐味のひとつだと思っています。
帳が下りるかのようにキラキラと垂れていく光。遠くからではそのダイナミックで臨場感あふれる美しさを、味わうことはできないでしょう。
そう、きっと滝は近くで楽しむもの。本物の滝だって、近くに行けば少し冷えた空気に飛び散る水しぶき、マイナスイオンを体中で感じることができます。
ウォーターフォールと呼ばれるこのフロアライトもまた、インテリアとして身近に置いて楽しみたい“滝”のひとつです。
長さの異なるアームを放射状に配することで水が滴るさまを表現したオブジェのような佇まい。
光る滝というと線状に灯るさまが思い浮かびますが、実際に光るのは雫となる部分だけというデフォルメされたデザインに、ミッドセンチュリーらしい感性が表れているような気がします。
一般的には、大きなボール状の電球を合わせることで水玉を強調し、アトミックな雰囲気を作るのがウォーターフォールライトの楽しみ方。
でも今回はより雫に似たオーソドックスな形の電球をつけてみました。明るさもレトロさも保つことができるので、あえてクリアとフロストをミックスさせるのもありかもしれません。
また、ビンテージらしいくすみゴールドの風合いやダイヤル式のスイッチも見逃してほしくないチャームポイント。なんと調光も可能です。
ちなみに、同様のデザインの多くがアメリカのRobert Sonneman社で製造されていることから、こちらもおおよそ1950-70年代に作られた同社の1台かと思われます。
どちらかというとウォーターフォールではなく、waterがfallする感覚に近いデザインのフロアライト。
すっきりと抜け感のあるフレームに温かく灯る5つの電球が確かな存在感を放ちつつも、静かに佇みます。170cmの高さを感じさせることもありません。
光を灯す照明の滝からは、マイナスイオンのような癒しと降り注ぐ明かりの美しさを感じていただけるはず。やはり近くで見る滝は良いものです。