US Vintage
Lounge Chair Of BLUE
新年度が始まってしばらく経ちましたが、新しい環境には慣れましたでしょうか。
新しく取り組む事や、新しく出会う人との距離感の計り方、離れていった人との間に生まれた隙間を埋めたり、いろいろと考える事も多いですよね。
大変ですが、だからこそ新緑が運ぶ薫風のように心を切り替えるきっかけにもなります。
それにしっかりと対応していくためにも、ご自宅には寛ぎの1脚を構えたいもの。
今回のご紹介はそんなシチュエーションにぴったりなラウンジチェアです。
家具の向こうの景色が見える
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ラウンジチェア。食卓やデスクなんかで使うダイニングチェアと違って、くつろぎのために特化した椅子。天井を仰ぎ見る様に座高は低く取られ、座面は後ろに向けて角度がつけられます。
気持ちのオンオフで言えば、ダイニングが60~100% オンの状態で使うとするなら、ラウンジチェアは20~50% オンぐらいのイメージ。
100%オフにするのではなく、オンオフの切り替えが自然に出来るようになった大人が余裕を持ちながらくつろぐのに適した椅子だと思います。
真っ直ぐ上に伸びるフォルムのダイニングと比べてやはりスペースは取りますが、その変わりに手にするのは代えがたいマイスペース。
腕を預け、背中をゆったりと預ければ、そこには大人の階段を上った優越感。脚を組んで腕を組んでも様になる恰好の良い瞬間を与えてくれます。
それに拍車をかけるのが、USビンテージの雰囲気。大柄なアメリカ人の体格にも対応できるように、骨太なフレームです。
全長約74センチもあるアーム。内側に向けて緩やかに削られて、手を組んだ時なんかは腕の重さを柔らかく受け止めてくれます。
また奥行があるので、立ち上がる時にはアームの先端を掴みやすいよう丸みがあるのも良いディティールです。
クッションはウレタンで程よく弾力のある、ふかふか系の座り心地。
ファブリックは横糸が暗めのオレンジ、縦糸はブルー、淡いブルー、エメラルドグリーンのような複数色が織り込まれた表情のあるもの。ミッドセンチュリーらしいレトロは当時ものならではです。
一番目につく木の部分であるアームは木目が楽しめるようにクリア系の塗装が施されていますが、それ以外はチョコレートのようなマットで厚めの塗装。
また前脚は太くたくましいのに後ろ脚はちょっとずんぐりむっくりなのが、アメリカらしいご愛敬な感じでどこか憎めません。
戦後、多く動員された軍人が普段の生活に復帰したアメリカ。命を懸けて戦った彼らのために多くの良質な家具が作られました。
名も無い一人の軍人が家族の中に戻って憩う1脚。その貴重な瞬間を担うに足る贅沢なラウンジチェア。
朝が来て、また立ち上がって頑張るために、こんな贅沢な1脚はいかがでしょうか。