ROYAL METAL MANUFACTURING CO.
Chair
それぞれの特徴や風土を纏うビンテージの家具。
日々使われる道具である家具は場所各々の暮らしぶりを映しています。
経年がそれを浮き彫りにし造りの良さとデザインを露呈させビンテージに変える。
中でもアメリカのビンテージ家具は堅牢さと作りの良さ、デザインの実直さから美しい経年美を見せてくれます。
本日ご紹介させて頂くのはUSビンテージのキャスターチェアです。
言葉に出来ない魅力
>>この商品の詳細を確認する
確りとした印象のフレームと小ぶりな背と座。
脚部は曲線を描きキャスターへと繋がる。
USビンテージならではのスチール使いと無骨ながらどこか感じさせるキャッチーさ。
このチェアを手掛けたのはシカゴのファニチャーメーカー“ロイヤルメタル マニュファクチャリング カンパニー ROYAL METAL MANUFACTURING CO.”です。
ミッドセンチュリー期にスチール製の家具を手掛けていたロイヤルメタル。
チェア等公共用の家具を多く手掛けていたようですが時折見せるユニークな表情も同社のプロダクトの特徴です。
時代特有のノスタルジックなデザインのソファやレトロフューチャーなチェア。
ミッドセンチュリーモダンを思わせるスタイリッシュな家具もあったようです。
スチール素材だからこそ叶えられる自由でユニークな発想があったからこそこの時代のUSビンテージは魅力的に映ります。
このキャスターチェアにみられる特有の雰囲気もロイヤルメタルのユニークさが飛び火した物なのかもしれません。
印象的なパーツデザインや特有の素材感。
スチールが持つ冷たさは決して感じさせず、豊かさすら感じさせます。
経年がそれらを取りまとめたのかもしれませんが、この風合いや佇まいは今の時代に生み出せるものではありません。
今回入荷したチェアの座面のファブリックは新たに張り替えられたもの。
恐らく背のビニールレザーはオリジナルの様です。
曲線を描くフレームと経年を帯びたスチール。
可愛らしいフォルムの小振りな背と座。
ブラウンのビニールレザー。
ここに落ち着いた印象のヘリンボーンのファブリックを合わせることで生まれる品がこのチェアを特別なものに仕上げています。
経年が生む傷やスレの醸し出す雰囲気、そしてワンアンドオンリー感。
それらは確りと丁寧に作られ使われたことで初めて生まれるものでもあります。
様々な要因が仕上げた名ビンテージ。
50年代のアメリカに想いを馳せて。
言葉に出来ない魅力ばかりです。