UK Vintage
Draw leaf Table
ドローリーフテーブルってアンティークショップに行くと絶対と言っても過言ではないぐらい目にしますよね~
アンティーク家具のダイニングテーブルの中でも最も人気の高いと言えるドローリーフテーブル。人気の秘密は天板が伸張式になっていて用途に応じてサイズが自由に変えられるところです。
主天板の下に左右二枚の天板が収納されており、引き出すことにより天板のサイズが変わります。このように伸張部分「leaf=拡張板」を引き出して「draw=引っ張る」ことから、ドローリーフと呼ばれています。
英国の歴史を感じる家具
ドローリーフテーブルの歴史的原型は古く、16世紀後期のエリザベス朝までさかのぼります。
その後はその伸張式の構造がいろいろな家具に応用されましたが、あまりドローリーフテーブル自体は作られませんでした。
しかし1900年代に入り、エクレクティックスタイル(折衷様式)の流行とともにリバイバルされます。構造的には16世紀ものと殆ど変らない造りで、当時の住宅環境に合うようサイズダウンされた物が主流となりました。
こちらの個体は、曲線が美しい4本脚のクィーンアンタイプ。18世紀初頭にアン女王の統治時代に栄えた様式です。日本では、「猫脚」としてよく知られているカブリオールレッグタイプと呼ばれるもので、動物の脚をモチーフにデザインされています。
今にも動き出しそうな、そんな軽快さも感じますね。
なんで猫をモチーフに選んだんでしょうね?
1598年に歴史上最も古い猫を用いた祭事のがイギリスで祭りの一環として行われた記録が残っており、そんな英国と猫の深い関係性が影響していそうです。
天板サイズは、92.5cm-123cm-153.5cmと3段階でのサイズ調整が可能で、使う人数や用途でフレキシブルに使える為、環境が変わっても永く愛用出来ます。
歴史を感じながら使えるドローリーフテーブル。そんな逸品が生活の中心にあれば、きっとより良い時間を過ごす事が出来るでしょう。