UK Antique
Draw Leaf Table

古くは11世紀頃から伝統的に家具作りを行ってきたイギリス、綿々と受け継がれてきた堅実なものづくりとレリーフや挽き物加工などの加工技術から同国のアンティーク家具は高い人気を誇ります。

現代の家具では味わうことのできない奥深さと、暮らしに広く根付いた高い格式を伺い知ることができる英国家具。

本日ご紹介するのはそんなUKアンティークの魅力がたっぷりと詰まった一台のご紹介です。

気品は時を越えて

こちらはアンティークならではのスタイルと重厚感のあるドローリーフのテーブル。

今でこそ世界で広く親しまれている伸長式のテーブルですが、その始まりとも言えるのが16世紀頃のイギリスで生まれたドローリーフのテーブルだと言われています。

主となる天板の左右から補助天板を引き出すことで延長を可能とするドローリーフテーブル。

今回入荷したテーブルは角に丸みを持たせた造りとなっているおり、それぞれの天板の角の形状に合わせて補助天板がフィットするよう緻密にデザインされています。

また、天板自体の表面や側面に装飾は施されておらず、シンプルなスタイルに収められているのも特徴的です。

脚はUKアンティーク特有のバルボスレッグを2本備え、高い品格を備えつつもすっきりとした印象に。

ベースとなった年代によって装飾などのデザインに違いが出るバルボスレッグですが、今回入荷したテーブルの脚は表面に模様や彫刻が無いことから、12～15世紀ごろに生み出された初期のバルボスレッグのスタイルにあたるカップアンドカバーレッグのスタイルに仕上げたものと思われます。

主材にはオーク材が用いられており、力強い杢目に加え経年変化によって木肌は深みを増し重厚感のあるエレガントな風合いに。

また、天板にはオーク材特有の"虎斑"と呼ばれる模様がくっきりと表れており、デザインだけでなく素材にもこだわって作られたことが分かります。

アンティークや海外製の家具はサイズが合うか心配...と考えてしまうこともあるかもしれませんが、その点も心配ご無用。

両側の補助天板を収納すれば幅、奥行き共に約91cmとコンパクトなサイズ感に収まるほか、移動や搬入の際は天板を取り外すこともでき、アンティークながらフレキシブルな使い勝手に。

リビングでの普段使いはもちろん、急な来客等にもばっちりと対応してくれます。

アンティークならではの意匠を活かしながら、比較的シンプルなデザインとコンパクトなサイズ感で取り入れやすく仕上げられたUKアンティークのドローリーフのテーブル。

バルボスレッグをはじめアンティークならではの意匠と風合いに満ちたスタイルで、アンティークスタイルのお部屋との相性はもちろん、幅広いスタイルのお部屋でワンランク上の上質なインテリア空間を演出してくれる一台です。

デザインと機能性の双方に優れたUKアンティークの逸品をぜひこの機会に。