UK Vintage
Desk
当時の風土や文化、嗜好を含むビンテージ。
見た目の良さや経年により味を増した特有の風合いも魅力ですが、見知らぬ過去に想いを馳せるというのもまたビンテージの魅力といえます。
中でも他にない魅力を放つイギリスのビンテージ。
伝統を重んじる文化が根強いイギリスは古い家具も何世代にも渡って大切に使い続ける習慣があるそう。
そういった背景も関係して現代にまで引き継がれているのかもしれません。
本日紹介させて頂くのは時間と品格を感じさせるビンテージの逸品です。
家具本来の姿
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繊細なディティールや堅牢な造り、優美且つ重厚な印象の英国家具。
特有のスタイルと経年により増した風合いは今尚高い評価を受け多くのファンに愛されています。
しかしUKビンテージ家具の魅力はそれだけではありません。
生活の為に作られた装飾の無い家具。
これらもまたもうひとつのUKビンテージと言える魅力を放ちます。
今回入荷したのは何の変哲もない無垢材のデスク。
度々紹介させて頂いている英国スタイルの家具の反対にある素朴な風合い。
使うための堅牢さと剥き出しの力強さ。
だからこそ感じさせる深い風合いは決して背伸びしない優しい気品となり、優しさと温もりを感じさせてくれます。
極限まで無駄を省いたデスクデザインといえば日本のビンテージにも共通します。
直線的なラインと最小限の抽斗。
確りとした造形。
しかしそれらに共通する“渋み”を感じさせないのがこのデスクの特徴。
乾いた手触りは風土の影響でしょうか。
素材感とデザイン共に雑味が無く、素朴な印象の中に包容力を感じずにはいられません。
うねるような杢目や節。
この個性的な表情はエルム材によるもの。
堅牢さで知られチャーチチェア等にも用いられていた材です。
箇所により異なる杢目の表れ方も魅力的。
シンプルなデザインを肯定しているかのようです。
金属パーツを用いていないのもこのデスクの特徴。
金具やネジを使用しない仕様が経年を迎え入れ良質なビンテージに育て上げたのかもしれません。
取っ手の無い抽斗デザインもこのデスクの顔と言えます。
伝統を重んじる文化が根強い英国。
古い家具も何世代にも渡って大切に使い続ける習慣は今日に良質なビンテージを残しました。
そういった背景をも想像させるのもまたUKビンテージの家具の魅力と言えます。
手直しを続け永く使いたい。
使うための生活道具である家具本来の姿を持った名ビンテージです。