Skovmand & Andersen
Teak Vintage Nest Table
本日は、細身の脚部と貫のアウトラインが際立つエレガントな佇まいのダニッシュビンテージ" Skovmand & Andersen "『 チーク材 ビンテージ ネストテーブル 』のご紹介♪
使い手を意識した造形美と機能美のバランス
日照時間が短くお部屋で過ごす時間が長い北欧の生活。余計な要素をそぎ落とし、素材そのものの美しさを残す事で、飽きの来ないシンプルな造形美を完成させる家具デザインは、陰影を美しく演出する電球やキャンドルと共に、北欧の人々の暮らしを支えてきました。
製造を手掛けた" Skovmand & Andersen NV31 "はデンマーク家具の黄金期と呼ばれるミッドセンチュリー期に於いて、高いクラフトマンシップに基づく丁寧な家具づくりで知られ、北欧ならではの「引き算の美学」を実現していた当時の家具メーカーです。
デザインを手掛けたのは、家具デザイン界の巨匠であるコーア・クリントを師とし、ダニッシュモダンデザインの基礎を築いた巨匠" カイ・クリスチャンセン Kai Kristiansen "。
スコウアンデルセン社の「NV31」や「No.42」、宮崎椅子製作所の「ペーパーナイフソファ」等、フレームひとつひとつに、絶妙な厚みの変化を加え、アウトラインに違いを持たせた植物の様な有機的なシルエットが特徴です。
「入れ子(=ネスト)」という意味を持つネストテーブルは、大きなテーブルの下に一回り小さなテーブルを、そしてまたその下に更に小さなテーブルが納まるサイズ違いのテーブルから成るもの。シンプルなコの字形、円形テーブル等、形状は様々で、北欧のビンテージ家具から鎌倉彫の様に彫刻がされたもの等、世界各国様々なデザインが存在します。
ソファやベッドサイドに。また来客時の補助テーブルとして。また少しずらして設置し空間に変化を加えたり。別の部屋に持ち出したり。シーンに合わせた様々な使い方が可能です。
同作では天板下のフレームに窪みが施され、中に仕舞うテーブルの天板をスライドさせて出し入れが出来ます。
フレームには赤みを帯びたブラウン色ときめ細かな木目により「木の宝石」の異名を持つ世界三大銘木の一つチーク材を使用。自然と共に生活しているとわかる安心感を与えてくれる中間色は空間に統一感を加え、周りの家具やフローリングとも良く溶け込みながら、コーディネートを容易にしてくれます。
細く伸びる脚部は厚みのある箇所でも僅か30mmでスッキリとした印象。しかしながら脚部同士に貫を加える事で確りとした実用強度と安定感を実現しています。貫は本来補強の為のフレームなので、簡素な直線フレームが多く見受けられますが、同作ではカイ・クリスチャンセンらしい有機的なフォルム。中央に向かい細くなり、ディティールへの拘りを感じさせます。
耐久性を考慮しながら、同時に素材感や細部の僅かな変化にも自然と目が留まるシンプルな造形美。「見た目の美しさ、使いやすさ、人間工学に基づいている事、経済的で環境に配慮している事。」をデザインの主軸とするカイクリスチャンセンの造形哲学を感じさせる逸品です。
コレクターも多いカイ・クリスチャンセン作品。今回同氏のビンテージアイテムとしては珍しいネストテーブルは、特に即完売が予想されます。在庫限りとなりますので、是非この機会お見逃しなく!ご注文はお早めに♪