RY Mobler System Board ＆ Book Shelf

その生涯の内で500以上ものチェアをデザインした事でも知られる ハンス・J・ウェグナー。北欧家具のみならず、家具全体を語る上でも欠かせない存在である偉大なデザイナーです。 今回はそんなウェグナーデザインの1点ではありますが、チェアではなく、珍しいストレージアイテムの紹介です。是非最後までお付き合いくださいませ。

デザインと業 特別なストレージ

>>この商品の詳細を確認する 製造はデンマークの名工房"RY Mobler"。ストレージアイテムを得意とした同社らしく、随所から造りの良さと特別なこだわりを感じさせる逸品です。 こちらは上下に組み合わせて使えるチェスト＆ブックシェルフ。つい最近まではセットでの販売でしたが、今回上下別々で販売する流れとなりましたので、改めて紹介させて頂きます。 半分だけなら…なんて思っていた方がもしいらっしゃいましたら、是非この機会にご検討くださいませ。 チェストの方は4段6ドロワー仕様。背面のスタンプから1958年の製造と推測されます。 製造から半世紀以上経つビンテージ品ですが、その精巧な造りと洗練されたデザインは健在。むしろ経年による色の深まりも相まって、より深みと貫禄のある仕上がりとなっているのではないでしょうか。 ピタッと90度に交わる天板と側板、そしてそのフレームに寸分も違わず気持ちよく収まる引き出し、無垢材から丁寧に削り出された滑らかな曲線を描く取っ手。そして見逃してはいけないのは、脚だけにオーク材が使用されており、素材と色のコントラストをお楽しみ頂ける点。世界を代表する巨匠によるデザインと熟練の職人による仕事は、いくら時間が経とうとも色褪せる事はありません。 上段の浅い引き出しの底にはフェルトが張られ、カトラリー等傷のつきやすい小物も安心して収納可能。単体で使用する際には目線の低めな天板を活用し、ディスプレイボードやテレビボードとしての使用もオススメです。 お次に紹介しますのは、チェストの上にも設置可能なブックシェルフ。約100×109cmと迫力のあるサイズ感ですが、勿論前面にチーク材が使用されております。観音開きの扉はブックマッチの手法により、ピッタリと木目が揃えられております。これといった装飾はありませんが、材と仕上げがこれだけ上質なものであれば、何も物足りなさを感じさせませんね。 横にスライドさせる事で簡易的に扉をロックする、珍しい取っ手の形状も非常に魅力的です。 内部はこのような造り。棚板は庫内中央の材を回り込むようにシェイプされています。細部のこだわりが半端ではありません。 奥行は約33.5cmと薄めに設定されており、チェストに乗せた際には奥行のあるチェストの天板を上手く活用でき、また単体ではお部屋に圧迫感を与えずに収納スペースを確保する事が可能です。 いかがでしたか？デザイン大国デンマークで生まれた、北欧家具の魅力を詰め込んだような特別なビンテージアイテムの紹介でした。 大型の収納家具故に買い替えも少なく、世に出ること自体稀なアイテムです。お探しだった方は是非この機会にご検討くださいませ。

RY Mobler Chest

RY Mobler Book Shelf