Recommended chairs

UPDATE: STAFF:フク
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こんばんは。用賀店のふくです。 今回が2021年最後の記事となります。 例年にも言える事ですが、数多くのデザイナーズ家具や希少なヴィンテージ家具などインテリアが好きな僕の心を躍らせてくれたアイテムをたくさん取扱うことが出来、非常に嬉しいです。 弊社に買取の依頼を下さったり、店頭に足をお運び頂いたり、オンラインストアをご利用頂きました方々には改めて心よりお礼申し上げます。 今後も皆様に喜んで頂ける様、ご提案を続けていきますので来年も何卒よろしくお願い申し上げます。 締めとして今年取り扱いをさせて頂きましたアイテムのご紹介をしようと考えておりましたが、現在、用賀店には名品といえるアイテムを数多く在庫しておりますので、今日はそのアイテムたちをまとめてご紹介をさせて頂きます。 是非、最後までご覧くださいませ。

Pick up items

ご紹介するのは8脚の椅子たち。 北欧デザインからイタリアンモダンまでジャンルに捉われず紹介していきます。 まずは前半の4脚。 ダイニングやリビングのサイドチェアとしてなど様々な空間で活躍してくれる椅子たち。

emeco ICON CHAIR

1944年に米国にて設立したemeco/エメコの『 ICON CHAIR 』です。 デザインを手掛けたのは近代を代表するプロダクトデザイナー“Philippe Starck/フィリップ・スタルク氏”。 素材はアルミニウム合金を用いており、軽量かつ強靭。 耐久性に優れていることは勿論ですが、無垢の金属のような鈍い光を放つ表情が目を惹きます。 スタルク氏は「目を閉じてチェアを想像する時、頭に浮かぶのはこのカタチ」という言葉を残しており、アイコンという名が付けられたそう。 シンプルで飾り気のない簡素なデザインだからこそ纏える美しさは素材を引き立て、見る者を魅了して止まない1脚と言えるでしょう。

Fritz Hansen seven chair

こちらはフリッツ・ハンセン / Fritz Hansenの『セブンチェア』 同社は1872年に創業したデンマークのブランド。 「たった1つの家具が部屋や建物全体を美しくすることができ、その空間で過ごす人々の幸せを高める」という信念のもと数々の名作を生み出しております。 こちらはその中でもアイコン的な存在でもある1脚。 フロントパティングを施した仕様となっており、板座のものと比べると優しい座り心地で、素材特有のしなりによるフィット感を味わうことの出来る名作チェアです。

Cassina 413 CAB armchair

イタリアの高級家具メーカー“カッシーナイクスシー / Cassina IXC.”の『キャブチェア / 412 CAB』です。 1977年の発表以来、イタリアンモダンデザインを代表する椅子として知られるキャブチェア。 デザインを手掛けたのはマリオ・ベリーニ氏。 金属のフレームに、厚革のジャケットを被せることで生まれる一体感のあるデザインは美しい表情を楽しませます。 また、フレームと厚革が作り出す張りは着座の際に独特のフィット感を生み、その居心地の良さからも特別と言えるでしょう。 カッシーナ独自の厳しい基準をクリアした最高級の鞣し革は、使い込むほどに馴染み、味わいを増していきます。 経年と共に変わる表情から愛着をもってお使い頂ける名作チェアとなります。

Danish vintage teak × beach chair

こちらはデンマークビンテージのチーク材×ビーチ材のダイニングチェア。 ハンス・J・ウェグナーの手掛けたCH30からインスピレーションを受け、生産されたものと思われますが詳細は不明。 ただ、1960年代当時のデンマークではスタンダードなデザインだったと言われております。 現代ではリプロダクトなんて言葉がございますが、こちらは背もたれに木栓を使用するなど職人の丁寧な仕事ぶりを感じさせるディテール。 様々な背景の中で生み出されたアノニマスな1脚と言えるでしょう。 ※こちらは現在メンテナンス中ですのでオンラインストアには掲載しておりません。 2022年1月中には販売できる状況に致しますので今しばらくお待ちください。 続いて後半の4脚。 1Pソファやラウンジチェアなどリビングシーンでの使用がお勧めな椅子たち。

Cassina ixc LC1

イタリアモダンファニチャーの頂点とも言え、世界的にも家具業界をリードするトップブランド“Cassina/カッシーナ”の『LC1 スリングチェア』です。 デザインを手掛けたのは「近代建築の巨匠」と謳われるル・コルビジェ 。 7カ国17件の建築群で世界文化遺産に登録される等数々の功績を残し、20世紀デザインに大きな影響を与えたデザイナーとして知られております。 コルビジェと言えば、「住宅は住むための機械である」という言葉が世界的にも広く知られておりますが、LC1はまさにその思想を体現させたかのよう作品。 背もたれは左右各1点のみで固定され、姿勢に合わせて自在に角度を変化させその時折、人それぞれの用途、体格に合わせた自由な快適性の実現。 無駄のないプロポーションから生まれる洗練された佇まい。 水平・垂直・直角・回転という要素を含んでおり、コルビジェが建築に対して抱いていた概念をそのまま盛り込んだかのような家具として、発表から約100年が経過した現代でも世界中の人々を魅了し続けている世界的な名作椅子です。

Cassina 395 P22 Lounge chair

同じくカッシーナの『395 P22 ラウンジチェア』です。 デザイナーを手掛けたのはパトリック・ノルゲ氏。 1969年フランス生まれの同氏はパリのデザインスクールを卒業後、メゾンブランドや仏自動車メーカーのルノーといった歴史ある企業と協同。 インテリアに関してもカッペリーニからレインボーチェアやリヴ ドロワット、アーティフォートのアポロラウンジチェアと数々の名作を手掛けていることで知られております。 包み込むようなシートに、アルミダイキャストを用いた美しいラインの脚部。 ヘッドレストは両端が円を描く事で左右からの視線を遮り、座った際の快適性を高めています。 高い品格を保ちながらもくつろぎを最優先に考えられた名作と言えるでしょう。

Fritz Hansen SWAN chair

フリッツ・ハンセン / Fritz Hansenの『スワンチェア』です。 デザイナー アルネ・ヤコブセンの実力が遺憾なく発揮された1脚と言えるでしょう。 1958年に竣工したSASロイヤルホテルの設計に合わせてデザインされたインテリアアイテムの一つ。 それまでは木材の削り出しや曲木、金属の鋳造、プラスティックの成型といった手法が一般的であった中で、硬質発泡ウレタンをフレームに吹き付ける手法によって一体型でありながらより立体的な造形を可能にした意欲作。 実際にその形の美しさから、白鳥を意味する「スワン」の呼称が付いたのは当時の驚きを今に伝えているようです。 フォルム、取り入れやすいサイズ感、ゆったりと寛ろげる座り心地は正に名品の証。北欧モダンを代表する名作です。

GETAMA GE260

最後は“ゲタマ / GETAMA ”のビンテージ イージーチェア『GE260』です。 デザインを手掛けたのは生涯500脚以上もの椅子をデザインしたことで知られる椅子の巨匠、ハンス・J・ウェグナー。 GE260は1950年のデザイン。ウェグナーの作品の中でも初期に近いモデルとなり、シャープな印象を受ける曲線が特徴的です。 全体的に線の細い印象ではありますが安定性は高く、柔らかなクッションとシートの傾斜も相まって、着座の際は心地よい寛ぎの姿勢を実現。 また、アームとシートを繋ぐ、真鍮金具の表情も素晴らしく、ミッドセンチュリーモダンらしい雰囲気を楽しませてくれます。 流通量の少ない1脚となりますが名作と呼ぶに相応しい1脚です。

以上になります。 明日が年内最終営業日となり17:00までの短縮営業。 年明けは1月7日から通常通り営業しておりますので、来年も皆様のご来店をお待ちしております。 最後までご覧下さり誠にありがとうございます。 それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
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