PP mobler
PP701 Diningchair
生涯で500脚以上の椅子をデザインした、北欧家具デザインの巨匠『ハンス・J・ウェグナー|Hans J. Wegner』。
本日は、そんな同氏が自邸の為に1965年にデザインしたと言われる『PP701』のご紹介です☻
世界中の食卓で愛用され続ける一脚

ウェグナーのデザインした椅子としては珍しい、木・レザー・スチールの3つの異なる素材で構成された、モダンなデザインの『PP701』。
誕生の所以は諸説ありますが、自邸のために製造を急いでいた同氏が、手元のあり合わせの小さい木材を集め椅子の背もたれを作ったと言われています。

当初は自宅用の6脚のみ製作していたものの、当時の工房『ヨハネス・ハンセン|Johannes Hansen社』から要望を受け製品化。
その1990年頃に廃業した後、『PPモブラー|PP Mobler』が製作を引き継いでいます。


ダイニングチェアはアームがあるとテーブルに当たって使いづらさを感じやすいですが、食後は椅子に身体を預けて一息つきたいですよね。
その思いを形にしたのが、この「ハーフアーム」。
アームレスチェアより長く、アームチェアよりも短いこの設計は、椅子を大きく後ろに引かずに横方向から座れる丁度良い長さと、ゆったりしたい時に腕を置くため、最低限度の面積のみをアーム両端に残しています。


そんな一番の特徴でもある背もたれには、4つの木材が上下左右に組み合わせられた印象的なデザイン。
PP701のトレードマークとも言える中央の十字型の「ちぎり」は、美的要素も兼ね備えながら、強度を高めてくれる造りになっています。
自然の柔らかさと優美な曲線美による有機的なフォルムは、360°どこから見ても美しく、もはや芸術の域とも言える一脚です。

その他にも、シートの後ろに少しお尻がはみ出るよう計算された作りは、テーブルに近づけて座ることで自然に背筋が伸びる座り心地をしていたりと、使用者の目線に立って作られた秀逸な設計。
インガ夫人のためにデザインされたということもあり、夫婦揃って永年愛用されたダイニングチェアは、今や世界中の食卓で愛用され続けている名作です。











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