オカ OCA モーリーアームチェア + オットマン Mole Arm Chair + Ottoman ローズウッド無垢材 本革 セルジオ・ロドリゲス ブラジリアンミッドセンチュリー ブラジル ビンテージ ~そして芸術となる~

UPDATE: STAFF:よしお
オカ OCA モーリーアームチェア + オットマン Mole Arm Chair + Ottoman ローズウッド無垢材 本革 セルジオ・ロドリゲス ブラジリアンミッドセンチュリー ブラジル ビンテージ ~そして芸術となる~

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OCA
Mole Arm Chair + Ottoman

本日は、巨匠セルジオ・ロドリゲスが自身の最もアイコニックな作品として、またブラジルのアイデンティティとして、自国のモダンデザインの基礎を築き上げた歴史的名作" オカ / OCA "『 モーリー アームチェア + オットマン 』のご紹介♪

そして芸術となる

「デザインとアートの違いって何ですか?」最近、後輩にそんな質問をされました。インテリア、ファッションデザインに対して、絵画、彫刻等、物の種類で違いを分ける事も出来ますが、本質的な違いがあります。

デザインには使う相手がいてその希望に沿うような作り方があり、相手がいなければ作る目的として成立しないかもしれません。そしてそれは多くの人が同じ様な感想を持たないと量産できないものでもあります。

対してアートは依頼者がいる場合もありますが、基本的にはアーティストの思想や哲学を軸に、世の中の問題に対する主張や問いかけであったり、その人の個人的な理由であったりで成立するもの。相手の反応を意識しなくても、また誰にも理解されなくても、意図とは異なる捉え方をされてもアートは存在する事が出来ます。

美術を大別するとデザインとアートを切り分ける事が出来ますが、白黒主義ではおさまらない中間的な作品に出合う事もあり、その度に人の創作表現の幅広さや奥深さに気付かされます。

さて、こちらはあまり聞き馴染みの無いブラジルのモダンデザイン。ヨーロッパのモダニズムに影響を受けつつ、ブラジル固有の土着的な要素とアート性を融合させ、インテリアデザインでありながら「使えるアート」として近年世界的注目を集めています。

ブラジル人デザイナーのセルジオ・ロドリゲスは、そんなブラジルモダンデザインの父と呼ばれ、特に1957年に発表した代表作『 モーリーアームチェア / Mole Armchair 』が有名。首都ブラジリアの政府庁舎にも家具を納入し、ブラジル文化とライフスタイルを世界に発信しました。それは1961年のイタリア国際家具コンペティションで高い評価を受けたことを機に、ブラジル家具デザインを世界に知らしめました。そしてその象徴的なアイテムはニューヨーク近代美術館(MoMA)にも収蔵されています。

製造を手掛けたのは1955年にリオデジャネイロに設立した自身の工房兼ショップ " オカ / OCA "。ブラジルの気候や生活様式、伝統的な素材に根差した家具を生み出す実験の場となりました。特にビンテージ市場においては、OCA時代に製作された初期の個体は流通量が限られている希少なお品物です。

工業化が進む20世紀中期において、「家具に人間味を取り戻したデザイナー」としても有名になったロドリゲスの作品。大量生産的なデザインの本質に対し、温かみある有機的なフォルムには、原始的で根源的なニュアンスが内包し、新しい現代アートにも見えるもの。デザインとアートの本質的な矛盾をはらみながら、その圧倒的な存在感から受け取るものに人々は魅了されていきます。

ポルトガル語で「柔らかい」「しなやかな」という「Mole」。当時主流であった機能主義的で硬質なモダンチェアとは相反するボリューミーな印象です。ボタン留めされた厚みのある背座に対して、アーム部のクッションも大胆に巨大化。「使えるアート」と呼ばれる理由のひとつにもなっています。

クッション下のレザーストラップをベルトの様に調整する事で、着座感が変化するハンモックの様な構造。体重をかける事で自然に沈み込みます。ストラップを固定する差し込み式の丸ボタンも無垢材が使われ、思わず手で撫でてしまう愛らしさ。フレームの穴に通されたレザーベルトからも造りの精巧さが肌で感じられます。

また高級木材であるローズウッド材を使用したウッドフレームは、北欧家具の様な脚先が細く伸びる構造とは正反対です。床面に向かい太くなる脚部は彫刻的な面持ち。どっしりとした安定感に対して上部は敢えて細く伸ばしています。丸みを帯びた脚部に対して、それらは貫に建築構造的な外見に。高い強度を兼ね揃え、実用面でも高い満足度を与えてくれます。

日本から見て地球の反対側に位置するブラジルという国で生まれたモダンデザインの新常識。カルチャーショックと言っても過言ではない大胆なフォルムデザインは、ディティールに至るまで異質です。

バックスタイルの美しさも格別。彫刻作品の鑑賞の様に360度異なる表情を見せる立体物は、その周りに醸し出す気配も含めてアートと呼ばれます。

デザインとアート。その両面から鑑賞し十分にその深みを味わった後、素材本来の艶感や素材感を後味として堪能出来ます。


オカ OCA モーリーアームチェア + オットマン Mole Arm Chair + Ottoman ローズウッド無垢材 本革 セルジオ・ロドリゲス ブラジリアンミッドセンチュリー ブラジル ビンテージ ~そして芸術となる~

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