KOVONA スチール製 ケビント ドクターキャビネット ガラス棚 ホワイトペイント 医療用 インダストリアル ~魅惑のチェコビンテージ~

UPDATE: STAFF:ユキナ
KOVONA スチール製 ケビント ドクターキャビネット ガラス棚 ホワイトペイント 医療用 インダストリアル  ~魅惑のチェコビンテージ~

KOVONA スチール製 ケビント ドクターキャビネット ガラス棚 ホワイトペイント 医療用 インダストリアル ~魅惑のチェコビンテージ~

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Czechoslovakian Vintage

Medical Cabinet

1918年から1992年にかけて中央ヨーロッパに存在したチェコスロバキア。 チェコといえば芸術家アルフォンス・ミュシャが有名ですが、個人的には映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルが真っ先に頭に浮かびます。 戦争や占領、政変といった刻々と変わる国家の情勢に翻弄された彼をはじめとする芸術家たちは、唯一自由な表現が許された「こども向け」のアニメやおもちゃに情熱を注ぎました。 そんな世界を魅了する独自の文化を築き上げた、ヨーロッパの中でもまた違った雰囲気を持つ知る人ぞ知る国、チェコ。 本日はインプションでもまだ未開拓の"チェコビンテージ"家具をご紹介いたします。

魅惑のチェコビンテージ

>>この商品の詳細を確認する 薬品などを収納するための医療棚、ケビント。 こちらはホワイトペイントされたスチール製のボディに、ガラス扉と棚板が一枚付いたシンプルなデザインです。 医療用のビンテージ ケビントは度々入荷があるものの、シールやプレート、刻印などが確認できず、製造国まで特定できないケースがほとんどなのですが・・・ 今回は金属の取手と背面下のシールから、チェコの家具メーカー"KOVONA"社のものだと判明しました。 1913~1991年まで、金属を主材とした病院や学校などの工業用家具やオフィス家具を中心に製造・販売を行っていたようです。 同社の家具はもちろん、そもそも国内でチェコビンテージのケビント自体ほとんど流通していない希少品。 チェコで生まれ育ち、巡り巡って日本までやってきてくれたことを想像すると、なんだか感慨深いですね。 それでは、細部までじっくりと見ていきましょう。 ホワイトペイントは日焼けにより黄みがかったクリーム色に変色し、ペイントロスや錆び、シール跡など、様々な痕跡が残されています。 現行品には作れない、経年変化が生むホンモノの「味」・「風合い」がたまりません。 扉は、取手を水平の状態からガチャンと下げることで開き、各扉の取り付け部分はL字型の金具を差し込んで固定するというなんともアナログな仕様。 鍵は欠品していましたが、開閉は現状問題なく行えます。 高さは配置するもののサイズに合わせて5段階に調節することができます。 上部のガラス棚は元々3枚あったと考えられますが、残っているのは1枚のみ。また、下部のスチール棚は欠品しています。 用途によっては、ご自身で新しく棚板を注文して頂くのも手かもしれません。 モノを陳列するとこんな感じ。ファクトリー感のあるディスプレイはやはり間違いないですね。 ステンレスやホーロー、ガラス物など、色味を抑えているところがポイント。 実験室のような無機質でちょっぴり不気味な雰囲気をイメージしたのですが、いかがでしょうか? 下部には棚が無い分、大きめのバケツやカゴ、ボトルなど、上部には収まらない縦長のモノの収納に適しています。 上下共に棚収納をご希望の方は、ご自身で簡易ラックなどを別途取り付けるのもありです。 初めて入荷した希少なチェコビンテージのケビント。 欠品があったりと実用面は至らない点があるかもしれませんが、それはそれで個性として受け止めてあげて頂ければ幸いです。 手を加えたり、カスタマイズしたりしながら、必要な部分を補っていく作業も楽しんで頂けると思います。 まだまだ知らないことの多いチェコ家具の隠れた魅力を、是非実際に使いながら開拓してみませんか?

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