Korup stolefabrik
vintage chair
何時の時代も変わらない魅力を放つデンマークのビンテージ家具。
デザイン、品質共に高い水準にあり美しい造形に伴う美しい実用性はデンマークの暮らしそのものを映しているといっても過言ではありません。
本日紹介させて頂くのは、そんなデンマークビンテージの逸品です。
実用性とデザイン性
1948年にデンマークで設立された家具メーカー「 Korup stolefabrik 」
カイ・クリスチャンセンを筆頭に著名なデザイナーとのコラボレーションを行い、ミッドセンチュリー期から現代までに数々の名作を多く残したメーカーになります。
残念ながら2002年に閉鎖されてしまいましたが、高い技術力を活かし実用的且つハイデザインの家具は今も尚根強い人気を誇ります。
今回ご紹介するのは、そんなコラップストーレファブリックのハイバックチェア。
デザインを手掛けたのは、北欧の巨匠カイ・クリスチャンセン。
コーア・クリントのデザイン思想に影響を受け「古代は現代よりモダンである」という着眼点のもと、短命なデザイン家具にはない普遍的なフォルムを追い求めた作品を数多く残しています。
様々な名作チェアを手掛けたカイ・クリスチャンセンの作品の中でも、こちらは珍しいハイバックモデル。
4本の貫が並ぶラダーバックが特徴的で、流動的なラインが表れたフォルムが美しくシンプルながらも品と風格の両方を兼ね揃えています。
一本の木材から削り出したかのような、滑らか且つ引っ掛かりの無い接合部。
細部に見られる高い木工技術こそ、デンマークビンテージの特徴といえます。
丁寧な作りがなされているからこそ、唯一無二の存在感と柔和な表情が楽しめます。
木の素材感を引き出す佇まいも魅力の一つ。
高級木材として知られるチーク材が使われており、暖かく柔らかい雰囲気を醸し出しています。
経年により変化した飴色の木肌と繊細な杢目。
デザインの良さは勿論、素材を殺さない両者の共存は流石の一言に尽きます。
ディティールの造りまで拘りぬかれており、正にカイ・クリスチャンセンならではの一脚と言えます。
美しい造形に伴う美しい実用性。
シンプルでありながらもどこか存在感を感じさせてくれる一脚となり、次世代まで引き継いでいただきたい逸品です。
Korup stolefabrik vintage chair A
Korup stolefabrik vintage chair B