J.O. Carlsson
Vintage Round EX Dining Table
例えば、ボーエ・モーエンセンとカイ・クリスチャンセン、オーレ・ヴァンシャー、グレーテ・ヤルクの師匠はみな同じ。それからフィン・ユールとアルネ・ヤコブセン2人の師匠もなんと同じ。
前者がデンマーク家具デザインの父であるコーア・クリントで、後者がカイ・フィスカーです。
北欧家具のデザイナーたちはそれぞれが独立して活躍しているようで、じつはどこかで繋がり合っていて面白い。いつか相関図を作ってみたいくらいです。
出藍の誉れよりリスペクト

Karl-Erik Ekselius(カール・エリック・エクスリウス)。恥ずかしながらあまり耳馴染みのない名前だったのですが、この人の繋がりもまた興味深いものがあります。
師匠はスウェーデンの家具の父とも称される、Carl Malmsten(カール・マルムステン)。パイン材のベンチやスツール、スティックバックのチェアなど自然界の優しさを残した素朴なデザインの印象が強いデザイナーです。


それだけでなく、さらにその後バウハウスの機能主義を反映するドイツ人デザイナー、Fritz August Breuhaus(フリッツ・ブロイハウス)に師事。
ここでは合理的なものは伝統を貶めるとし、スウェーデンの職人技にぞっこんだったはじめの師匠の考えとは真逆の学びを得ることとなります。


相反する2人から吸収した矛盾し合う2つの思想。そこに当時注目を集めはじめていたスカンジナビアデザインを取り入れることで見事に融合させ、氏の家具でしか味わうことのできないオリジナリティを生み出します。
チーク材のエクステンションテーブルといえば北欧ビンテージ家具としてそれほどめずらしいわけではありませんが、天板の幕板を挟み込むように取り付ける脚部や金属パーツを一切使わない伸長のギミックは唯一無二。他に例を見ない特徴的な意匠が満載です。

チーク材とオーク材の温かみや天板同士を木の凸凹で合体させる職人技にはマルムステンを、120cmの円形から180cmの楕円形へと伸縮させることができる点や分解&組み立てが比較的容易でシンプルな点にはブロイハウスを感じて。
ちゃんと北欧らしいぬくもりや手しごとを実感できるのに、どこかすっきりと無駄のない佇まいに見えてくるのは、背景を知ったからこそなのかもしれません。


どうも、J.O. Carlsson(カールソン)社に雇われていたときにはチーク材の家具を多く手掛け、後に同社のオーナーになると金属を用いた作品へと切り替わっていった傾向があるカール・エリック・エクスリウスのデザイン。
意匠と機能性を北欧デザインの中に閉じ込めたビンテージのダイニングテーブルは、バウハウスの特徴が色濃くなる前に誕生した希少な1台です。
青は藍より出でて藍より青し(弟子が師匠より優れている)かは定かではありませんが、いずれにしても2人の師匠へのリスペクトが表現されているように思います。











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