J.L. Mollers
Model No. 57 Dining Chair
気づくと丸まっている背中。寒いからと言い訳したいのですが、たぶんもうそのポジションが身体のデフォルトになってしまっているのでしょう。
見た目にも健康的にも良くないと分かっているけれど、意識して胸を張らないかぎりは常に猫背。そりゃ、肩こりも慢性的に治らないわけです。
皆さんは、日々の生活の中で姿勢を意識することはありますか?
背筋を伸ばして座る椅子
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ただ、特に座っている時には椅子の高さや背もたれの角度、座面の柔らかさによって姿勢が左右されることもしばしば。背筋を伸ばし続けるのってけっこう大変です。
つまり大切なのは、自分の身体に合っているかどうか、良い姿勢をキープできる構造かどうかだと思うのです。

デザイナーでありながら、自ら職人として家具を製作したNiels Otto Moller(ニールス・O・モラー)のダイニングチェア「Model No.57」。
さすがは一生を共にする最高のダイニングチェアとも謳われるJ.L. Mollers(J.L.モラー)の逸品。座った瞬間、その掛け心地の良さに驚嘆しました。

緩やかなカーブを描き、後ろ側へ若干の傾斜が設けられた背もたれ。座ってみるとまるで背骨の湾曲を理解しているかのように、背中が真っすぐになる感覚をもたらします。
そして、広々としたペーパーコードの座面。程よい弾力が身体を支え、沈み込み過ぎることはありません。深く掛けるほどに自然と背筋が伸びることを実感して頂けます。

さらにアームレストがあることで腕が上がる。腕が上がれば深く座ったそのままのポジションをキープしやすくなる。
また、海外製の椅子にはめずらしく、座高が42.5cmと低めに設定されている点も安定した座り心地に繋がっているのだと思います。地に足が着くって本当に安心です。

これほどまでに身体に優しい椅子であるものの、もちろんデスクチェアのように人間工学に基づいたなんて肩書きはありません。
1944年の創業以来変わらぬ製法で作り続けられるモラーの椅子は、一切の妥協を感じさせないデザインと熟練の職人技の上に成り立つ信頼のクラフトマンシップです。

滑らかに削ぎ落されたチーク材のフレームライン。少しぽってりと厚みのある背もたれ。バスケットのような編み目の座面。
温かみと抜け感が程よくミックスされたこの「Model No.57」にも、合理的で美しいモラーのデザインが存分に発揮されています。
もちろん座り心地の好みには個人差があるかもしれませんが、せっかくなら食事は寛ぎながらも姿勢よく、行儀よく取りたいもの。
きっと背筋が伸びるこの椅子なら、快適に心地良く過ごす食卓を叶えてくれると思います。
