FDB Mobler
J83B
デンマーク、私の中では家具の王国ともいえるほど、名作が生まれ巨匠が生きてきたイメージがあります。
デンマーク家具をデンマーク家具たらしめている要素は何でしょうか。
今回紹介するベンチを知ると、同国が家具やデザインに向けてきた熱量を感じられ、デンマーク家具だけでなく、全ての家具のことをまた一つ好きになります。
継承されたデンマーク家具

FDB(デンマーク生活協同組合連合会)は、デンマーク国民の生活水準の向上に貢献することを目的として、1886年に設立された協同組合です。
そして1942年に設立されたFDB Mobler(FDBモブラー)は、インテリアを通して消費者の暮らしを豊かにするべく、「丈夫で、美しく、座り心地が良い、そして手軽な価格」を実現しました。

「モダンデンマーク家具の父」と後に謳われるコーアクリントが監修を務め、初代にボーエ・モーエンセン、2代目にポール・M・ヴォルタが代表を担いました。
「Yチェア」をはじめに生涯で500脚以上の椅子をデザインした"ハンス・J・ウェグナー"や、「セブンチェア」「アントチェア」などを生み出した建築家兼プロダクトデザイナー"アルネ・ヤコブセン"が参画し、多くの名作と「デンマークデザイン」というジャンルが誕生しました。

そうして4代目の代表に就任したのが、こちらの「J83B」をデザインした"ヨーエン・ベクマーク Jorgen Baekmark"です。
彼は9年間その座を務め、名作「J80」から「J83」のナンバリングの名称を持つアイテムをデザインしました。それらはペーパーコードによる座面が特徴的です。
初代代表モーエンセンによるデザイン「J39」から培われてきた、ペーパーコードの高い技術を持つFDBモブラーの得意技のようなデザインでした。

ペーパーコードとバランスの良い、ラッカー塗装仕上げによるナチュラルな色合いのオーク材。どの面から座っても、快適な座り心地になるよう設計されており、どんなレイアウトにも取り入れやすいことも魅力的です。
柔らかく軽やかな印象で、多種多様なインテリアに馴染みます。北欧モダンをはじめとする洋風テイストから日本の古民家のようなスタイルにも。

巨匠たちにより継承され、家具の世界最高峰となったデンマークデザイン、そしてFDBモブラー。
そこで生まれたこちらのアイテム。暮らしの中で時間や空間に馴染むとともに、デンマークデザインを象徴するペーパーコードによる座面は、経年によって使う人の体にも馴染みます。











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