EDSBY VERKEN
Fanett Stool
空間に1つあるだけで、生活が少し豊かになる家具、スツール。
スツールの形にもよりますが、本来の座る用途以外にも様々な使い方ができ、店舗でも入荷すればすぐに売れてしまう物ばかりです。
本日はそんな人気のスツールの中から、趣溢れる北欧ビンテージのスツールが入荷致しましたのでご紹介させて頂きます。
自分だけのスツール
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今回ご紹介するのは“Edsby Verken エズビーヴァーゲン”社より発売された“ Fanett Stool ファネットスツール"。
1899年創業、スウェーデンの家具メーカー“Edsby Verken エズビーヴァーゲン”社。
元々はスキー用具と家具の製造をしていましたが、スキー用具の製造から撤退する事になり、処分しなければならなくなった大量のバーチ材を家具として活用する事で生まれたファネットシリーズ。
このシリーズにはチェアとスツールがあり、いずれも高い完成度を感じさせてくれます。
こちらのスツールをデザインしたのは、北欧を代表するデザイナーの一人、フィンランド出身の“Ilmari Tapiovaara イルマリ・タピオヴァーラ”。
アルヴァ・アアルトの理念に共感し、ヘルシンキの大学でアートと家具デザインを専攻。
その後、ロンドンのArtek社やパリのル・コルビュジェのオフィス、シカゴのミース・ファン・デル・ローエのオフィスなど一流の環境を渡り歩いた経験を誇り、数々の名作を残し、ミラノトリエンナーレなどで数々の賞を受賞しています。
チェアと同様の方法で作られ、先端にかけて細くなっていくスラッとした美しいレッグは、1本の木を削りだして作っており、その形が葉巻のように見えることから「ターニングレッグ」と呼ばれています。
又、緩やかな曲線を描くレッグに対し、座面は直線的なデザイン。
座面中央には若干ですが座繰り加工が施されている為、優しく身体にフィットします。
座ってみて個人的に驚いたことが、座り心地の良さ。勿論個人差はあると思いますが、座面の高さが高すぎず低すぎず、着座した瞬間にスッと身体に馴染みます。
座繰り加工もかなり浅いので、座面の上に何か乗せても倒れる事は無さそう。
本来の座る用途としては勿論、サイドテーブルや観葉植物を置くための台、本棚にしてみたり照明を置いてみたり、お気に入りの小物を置いてみたりなど、用途は様々です。
ナチュラルな色味が美しい、光沢のある木肌の綺麗なバーチ材を使用しており、ビンテージの経年変化をこれからも楽しむことができる逸品。
又、バーチ材はとても軽量な為、模様替えなどの移動時も楽に運ぶことができ、女性でも片手で軽々と持ち上げる事ができます。
いつの時代も社会のニーズに適切に対応した「人々のためのデザイン」という考え方に根差していたタピオヴァーラだからこそ、余った材を利用し、シンプルなデザインで様々な使い方ができるスツールを考えることができたのかもしれません。
タピオヴァーラの名作、ファネット。希少なスツールを是非この機会にいかがでしょうか。