YAMAGIWA
フロアランプ K-SERIES
「ハンカチを摘み上げたその一瞬を切り取った作品」として1972年に誕生し、オバQの愛称で親しまれているKシリーズのフロアライトのご紹介です。
重力に逆らう光のドレープ
こちらのオバQは、日本のポストモダンデザインを牽引したデザイナー、倉俣史朗がYAMAGIWAのためにデザインを手がけ、現在まで生産が続く名作照明です。
その独特な存在感からオブジェとして愛されることも多い作品ですが、内部の灯具まで細かく設計されており、純粋な照明器具としても評価が高い作品です。
愛称の由来は皆さんご存じあのオバQ。 照明本体に白い布を被せたようなシルエットが、オバQを彷彿とさせることからついた愛称です。
しかし、 このシェードは上からフサっと被せられたイメージではなく、重力に逆らって引っ張られているイメージでデザインされています。
特徴の躍動感ある形状は、機械による生産は出来ず、4人の職人が柱状の型の上にかぶせ、四方から空気を吹き付けたりしながら生み出します。
今にも動き出しそうなドレープ感と、乳白アクリルは、光源の均一な光を自然なグラデーションへと変化させ、暮らしの中に、遊び心と安らぎを演出します。
こちらのオバQは、現在まで生産が続いているロングセラー照明です。
今回入荷した、この大きさはシリーズの中でも最大のもので、希少性が高く廃盤となっております。
高さ78cmと、やや大ぶりなサイズ感は、お部屋のアイコニックな存在となり、楽しませてくれることでしょう。
照明の仕組みはシンプルで、スイッチのオンオフで電球が点灯し、電球サイズはE26口径となっており、印象的な見た目とは裏腹に、構造・電球共にシンプルで長く愛用出来る照明です。
また、乳白色のアクリルなので色付きの電球を使ってみるのも表情が変わって楽しめるポイントです。