Herman Miller
Arm Shell Chair "Silver Mdal"

オレンジカラーとロッカーベースが印象的なアームシェルチェア。ひと目で目を引くそのデザイン性の高さはもちろんのこと、この一脚が特別なのは、ビンテージアイテムとしての奥深さにもあります。刻印や素材から製造年代を読み取ることができ、知れば知るほど集めたくなる魅力を秘めています。コレクション性と機能美を兼ね備えた、ちょっと特別なチェアのご紹介です。

シルバーメダル付きアームシェルの魅力

ミッドセンチュリーデザインの名作、ハーマンミラー アームシェルチェア ロッカーベースが入荷しました。

ミッドセンチュリーモダン家具を代表する不朽の名作、ハーマンミラー製アームシェルチェア。世界中で今なお根強い人気を誇るこのチェアは、20世紀を代表するデザイナー、チャールズ＆レイ・イームズ夫妻によって生み出されました。

今回ご紹介するのは、1956年から1964年の間に製造された“シルバーメダル”付きシェルを使用した、非常に希少価値の高い2ndビンテージモデルのイームズ・アームシェルチェアです。

「シルバーメダル」とは、座面裏側に埋め込まれた円形の金属製ラベルのことで、ハーマンミラー社がこの時期に製造した正規品の証となるものです。1950年代後半〜60年代前半のわずかな期間にしか使われていなかったこのラベルが付いている個体は、世界的にも年々数が減っており、現在ではコレクターやミッドセンチュリーデザイン愛好家から非常に高い評価を受けています。

この時代のシェルには、ガラス繊維(グラスファイバー)が豊富に含まれており、現行品にはない独特の質感と重厚感が魅力です。使用されている素材は、耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)で、長い年月を経ることで表面に繊維が美しく浮かび上がり、ビンテージ特有の味わい深い風合いが際立ちます。

さらにこの個体には、後付けでリプロダクトのロッカーベースが装着されており、見た目のデザイン性だけでなく、快適な座り心地も兼ね備えた仕様となっています。オリジナルの時代背景と現代的な実用性が融合した、まさに“一点もの”の逸品です。

カラーはお部屋のアクセントに最適なポップなレッドオレンジ。シンプルなインテリアにも映える存在感抜群の一脚です。ナチュラル系や北欧テイスト、インダストリアルインテリアにもマッチし、ヴィンテージチェアをお探しの方におすすめです。

ミッドセンチュリー家具やイームズデザインに興味のある方、ビンテージインテリアを楽しみたい方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。