BC工房
安楽リキ椅子 ラウンジチェア
ジャパニーズデザインのパイオニアと呼ばれる渡辺 力氏。1930年、戦時から活動し剣持勇や柳宗理らと共にジャパニーズモダンデザインの礎を築いたデザイナーとなります。天童木工やカンディハウスなど国内屈指の家具メーカーとのコラボレーションを重ね、その一つ一つのプロダクトが現在でも非常に人気のあるプロダクトとなっております。残念ながら、2013年に逝去ましたが今でもそのデザインは脈々と多くの方に愛され、受け継がれている著名なデザイナーとなります。
素材の違いをデザインに取り入れたデザイナーズチェア
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こちらは、渡辺 力氏と日本の住環境に寄り添った椅子を作り続けるBC工房の大変貴重なプロダクト『安楽リキ椅子』となります。力氏のプロダクトとしては晩年の作品となりますが、現在は製造されていないようです。NETやSNSを見る限り非常に個体数の少ない貴重なチェアである事は間違いないお品物となります。
大きく開いたバックレストは、長身の方でもゆったりとくつろげるデザイン。腰周りに向かってくびれのように細く絞られたデザインもお洒落なデザインです。
アームには素材の違う木材を組木を用いて取り入れ、デザインのアクセントとなる家具工房のBC工房らしいチャームポイント。アーム上部にはウォールナットと思われる木目のくっきりとした木材を使い、その他のフレームは木肌が美しいオーク材が用いられており、カラーのギャップをとてもお洒落に表現しております。
脚部には渡辺力氏でなければ出来ないオーガニックなデザイン。昆虫などの生物のような脚部。前面や背面はフラットながら、内側のシェイプは木材の厚みを変えた有機的で生命の息吹を感じさせるデザイン。
ファブリックは季節を問わず肌当たりが良さそうなさらっとしたファブリック。淡い紫がかった美しい色合いも目に優しく木部とのバランスの良い仕様となります。
デザイン自体は2002年前後のようですが、今回入荷したチェアのコンディションは良好でダメージらしいダメージが見受けられないチェア。
過去弊社で扱ったのも今回を含めて3回だけとかなりのレア度となります。今回はオットマンもセット販売となり、コンディションなどを考慮すると大変オススメとなります。こういった日本の住環境や生活に馴染むデザイナーズ家具をお探しの方には最適な逸品となります。