U.S.A Knoll 『 Cyclone Side Table 』
Designed by " Isamu Noguchi " 1954
「 同社の歴史は、そのまま近代デザイン運動の歴史でもある。」と云われる程
そのデザインに精通し、追求・体現してきた1938年創業のアメリカを代表する
ファニチャーブランド " Knoll / ノル社 " 。
これまで、 ミース・ファン・デル・ローエ、 マルセル・ブロイヤー
エーロ・サーリネン、 ハリー・ベルトイヤー...等
署名なデザイナーによる数多くの名作プロダクトを輩出しています。
QJ20-01B
その一つに燦然と輝く、こちらの " イサム・ノグチ / Isamu Noguchi " デザインの
希少な 『 Cyclone Side Table ( サイクロンサイドテーブル ) 』のご紹介♪
20世紀を代表する偉大な彫刻家、兼デザイナーの彼は
" Knoll / ノル " 社の創設者である " Hans G.Knoll / ハンス・ノール " の提案で
1953年にデザインしたロッキングスツールを基に
翌年にバージョンの一つとしてリ・デザインしたサイドテーブル。
1904年、ロサンゼルスで詩人だった日本人の父親と
アメリカ人作家の母親の間に生を受け
日本で13年間過ごした経験がプロダクトに多大な影響を与えています。
お馴染みの照明器具 " AKARI / あかり " は
その典型といった光の彫刻と云われる名作シリーズです。
お手入れの容易な白いラミネートが施されたバーチ合板のラウンドトップ。
スツールと同様、螺旋状に絡み合うクロムメッキされた
スチールワイヤー製の支柱は最大の意匠となっており
パウダーコート仕上げが施された上品、且つ重厚なキャストアイアンの
漆黒のベースは全体の荷重を確り支えています。
天板の縁は丁寧にテーパーが掛けられている為
野暮ったさは無く、とてもスマートな印象です。
繊細なワイヤーの支柱は重なり合う事で強度を増し
重量のある鋳鉄製のベースが小振りながらも全体を安定させています。
60年以上経過した今尚色褪せないユニークなデザインと
白と黒のコントラストが美しい傑作サイドテーブル。
実用は勿論、彼の遊び心が窺える彫刻作品の様な佇まいは空間にモダンな雰囲気を齎してくれます。
お気に入りのソファやチェアの傍らに是非如何でしょうか?