Carl Hansen & Son
" CH29 " Oak Wood Soap Finish
QG23-23
本日は、カールハンセン & サン"CH29"ダイニングチェアのご紹介です。
デザインは、デンマークデザインの海外進出に於いて大きな役割を果たし、
Yチェアを始めとした500以上のチェアを生み出した、ハンス・J・ウェグナー。
こちらは1952年にデザインされたチェアです。
CH29はソーバックチェア(sawbuck chair)と呼ばれます。
ソーバックとは、木こりが木材を裁断する際に使う木挽台のこと。
前後脚の組み合わせが横から見ると"X"の形をしたシンプルな造りが似ていることから
その名が付いたそうです。木工職人でもあったウェグナーにとってはごく自然な、
親しみのあるモチーフだったに違いありません。
前脚と後脚は形状が異なり、ウェグナーの家具の特徴でもある
美しい継ぎ目でピッタリとくっ付いています。8パーツからなる
ミニマルで華奢にも見えるこちらのチェアは、実はとても頑丈。
安定感があり、背もたれとシートのホールド感はウェグナーのアイテムの中でも随一。
使用されているパーツが少ないことで、無垢材の家具とは思えない軽量化にも成功しています。
仕様はオーク無垢材とプライウッドのソープ仕上げ。
カールハンセン & サンのチェアの王道で、白木の美しいカラーを最も引き立てます。
ソープ仕上げは、言葉のまま、石鹸水を木材にしみ込ませた仕上げです。
始めは毛羽立ちこそするものの、こちらはいい具合に馴染んできており、
するするとした肌触り。ご購入頂いた後も、定期的に石鹸水でお手入れしていただくことで、
石鹸の脂肪分が木材の導管に入っていき、どんどん汚れに強くなります。
使ううちに付いてしまう汚れも、"アジ"として楽しんで頂く事を前提としたチェアですので、
お手入れしながら世界に一つのアイテムに育てていただいてはいかがでしょうか。
シートはグリーン系ミックスカラーで、
ソープ仕上げのオークと相まって清潔感ある優しい雰囲気となっております。
有名な名作チェアですが、日本ではまだまだお持ちの方が少なく、
お家にあると「おっ!」となるチェアです。ぜひ店頭でご覧くださいませ。