QG22-03
ミッドセンチュリーの不滅の名作、
ハーマンミラー ナウガレザー サイドシェルチェア スタッキングベースです。
チャールズ&レイ・イームズの代表作と言っても過言ではありません。
こちらはモダンファニチャーサービス時代に作られた2ndのシェルです。
2ndはファイバーの量が多く、現行のポリプロピレン製よりもツヤがあります。
1950年代、木材を使用した直線的なフレームのチェアが多かった中で、
ファイバーグラス製のチェアは革新的だったと感じます。
金属よりも軽くて丈夫な上ローコスト、
イームズの理想していた安価で量産ができる家具の素材としてピッタリでした。
また、最大の魅力は何と言っても流れるような美しい曲線を描いたシェル。
当時では考えられなかったデザインです。
丸みを帯びた座面はお尻と腰がすっぽりと収まり、身体を優しく受け止めてくれます。
今回は座面がナウガレザー仕様ですので、
シートの程良い固さがさらに座り心地を快適にしています。
あらゆる人にフィットし、どんな空間に置いても違和感のない
シンプルで優雅なフォルムは瞬く間にアメリカ中で広がりました。
そして、数多くあるベースの中でDSS(スタッキングベース)は
イームズが求めた「多様性」を最も体現したモノで言えるでしょう。
デザインは維持しながらも大変実用的。
積み重ねて収納ができ、その数は14脚まで可能としています。
また、右左と側面についた形の違うフックは、
持ち上げる時の取手としても役割を果たしますが、連結させて横に数脚並べる事ができます。
その使いやすさからオフィスや公共施設などで使われていました。
半世紀以上に渡って愛される理由は、
今まで見られなかったデザイン性と優れた機能性、座り心地も良さだと思います。
imptionでも人気がある名作チェア、この機会をお見逃しなく。