USA Knoll 『 Diamond Chair 』
Designed by " Harry Bertoia "
= Wire color:Chrome / Seat pad:Black =
1952年、約1年半の歳月を経て完成した「サイドチェア」等
一連のワイヤーチェアコレクションの一つである
デザイナー兼、彫刻家である巨匠 " Harry Bertoia( ハリー・ベルトイア ) " による
代表作、名作「ダイヤモンドチェア」のご紹介♪
QF30-01
長さの異なるスチールロッドを一本一本3次元に曲げ
その後、菱型に溶接固定した3DCGのワイヤーフレームモデルの様な近未来的な形状。
網目から覗く背景色迄も計算されたデザインは色褪せる事の無い実用可能な芸術作品。
ベルトイヤは、かの " C&R. イームズ " とクランブルック美術アカデミーの同級生であり
カリフォルニアに渡った後に共に成形合板の技術開発に取り組み
この時期の元となるワイヤーシェル構造を発明する事となります。
2人は共にワイヤーシェル構造を開発に携わっていたのですが
ベルトイヤのアイデアであったこのワイヤーシェル構造を用いた
「DKR=ワイヤーメッシュチェア」をハーマン・ミラーより先行発表。
これに叱責したベルトイヤは、ハーマン・ミラーを離れ
クランブルックの同窓であったフローレンス・ノールに誘われ
U.S.A KNOLL(ノル)に移籍し、彼の得意とする彫刻の要素を持つ美を
椅子へ導入したダイアモンドチェアの開発へと至ります。
そして、ノルから発表されると同時に20世紀の新しい家具を象徴するデザインとして
大きな称賛を得て商業的にも大成功を収めました。
この空気が通り抜けるデザインは、ベルトイア自身
「 この椅子は主に空気によって作られている 」 と語った程で
実用性にも視覚的にも非常に優れたチェアであり
ミッドセンチュリーのモダンデザインで最も評価されている名作椅子の一つとして
MoMAの永久コレクションとして収蔵されています。
素材に崇高な美しさを見い出し、実用品を芸術品へと押し上げた作品であり
スチールワイヤーのみで構成であるものの、人間工学に基付き設計された
見た目以上の座り心地を実現しています。
ワイヤーメッシュのメリットとして、マテリアルを最小限に抑えつつ
軽量である事と空間を圧迫しない演出を兼ね備え
ミニマルスティックなデザインは、まるでオブジェの様です!
異素材ながらも、木製家具との相性も◎。
国内で正規販売していた現行品は、現在購入が出来ない状態で
こちらは、以前に販売していた参考価格:¥197,640~ の正規品となります。
当時のファブリック製のシートパット( Knoll ロゴ入り )も付属し座り心地もGoodです!
キラリと輝くクロームのフレームにブラックシートのコントラスト。
アート的要素も高く、いい意味でエロさのある
ミッドセンチュリーを代表する名作チェアは如何でしょうか?