60's Vintage! HIDA 『 Arm chair #713 - EIGER 』
Designed by " Motoi Yoshihara "
Frame : Oak wood mahogany color ×Sheet : Synthetic black color
一世紀近い歴史を持つ大正9年創業
日本最古の老舗家具メーカー " 飛騨産業 " 。
日本古来からの伝統的な美意識・文化を受け継ぎながら
先進性と確かな技術から生み出される飛騨デザインのプロダクトには
何よりも木を愛する匠の情熱、風格と力強さが感じられます。
現在では日本を代表するブランド " キツツキマーク " の家具として国内外に広く知られています。
QF09-11 ・ A , QF09-12 ・ B
本日ご紹介するこちらのチェアは、家具史欠かせない
ドイツの名門家具メーカーの " THONET / トーネット " 社から高度な曲げ木技術を継承して作られた
同社を代表する不朽の名作 『 EIGER / アイガー ( アームチェア #713 ) 』 。
「 食卓での寛ぎ 」 コンセプトにリビング( = Living )の安楽性と
ダイニング( =Dining )の機能性を両立させたLDタイプ。
昭和35年に商品化され大ヒットした後、1966年にGマーク選定品
1982年にはロングライフデザイン賞( GOOD DESIGN 賞 ) を受賞しています。
ベルナーアルプスに佇むスイスの名峰「 EIGER 」を冠とした
約60年も前のプロダクトですが、堂々とした風格を漂わせる
気品に満ち溢れたタイムレスなデザイン。背もたれは山の頂の様なフォルムで
肘掛けから脚部から一体となった美しい曲線が特徴です。どのアングルから見ても惚れ惚れしてしまいます。
QF09-11 ・ A
QF09-11 ・ A
シートハイはやや低めに、座域に奥行きを持たせる事で実現した
ラウンジチェアのゆったりとした座り心地。それでいて、コンパクトでスマート
且つ軽量で丈夫なフレーム設計は空間を圧迫しない軽快な印象です。
バックレストからアーム、脚元へと繋がるフレームは
体を包み込み着座した時の椅子との一体感を感じる事が出来ます。
緩やかにカーブを描くシート、両サイドの脚部はハノ字に開いており、実に安定感があります。
QF09-12 ・ B
QF09-12 ・ B
現在、創業90年を記念してレプリカが復刻されましたがこちらは、50年代~60年代に掛けて使用されていた
旧HSKマークやGマークシールが現存したビンテージの『 #713 』。
フレームは当時から変わらないオーク材のマホガニーカラーと
シートは貴重なプロテインレザーのブラックカラーでシックに纏められ
ラタンよりも耐久性のある樹脂製のグリップがアクセントになっています。
マイナスビスが使用されていたり、ちょっとした傷や汚れも
現行品とは違ったビンテージ特有のリアルな風合いとしてお楽しみ頂ければ幸いです。