louis poulsen
『 PH5 Pendant Light 』Design: Poul Henningsen
QB04-15
本日ご紹介するのは、光源が直接目に映らない設計により作り出されるやわらかく幻想的な陰影の創造。
デンマーク・ルイスポールセン社の『PH5 +』。
1958年に巨匠ポール・ヘニングセンにより誕生した近代照明の傑作。
5枚に重なるシェードにより構成され、ボトムカバーはフロストガラス製。
お部屋全体を均一の光で優しく照らす計算されたデザインです。
幻想的なパープルの差し色が、ベースカラーのホワイトとの美しい対比により引き立ち
気品のある表情を見せています。
当時ポール・ヘニングセンは、夕食時の食卓の明かりを
窓から差し込む黄昏時の自然光に近づけるという意図をもって光の補正を熟考したと言われています。
電球の周りを囲む最下部のグレアカットセードが光源をカバーする為、
眩しさを制御し柔らかな光でお部屋を包みこんでくれます。
洗練されたモダンデザインの中に、人間の自然で本質的な欲求を取り入れたことも
ながく名作として世界中の人々に親しまれる理由のひとつかもしれません。
コンディションと致しましては使用に伴う多少のスクラッチ傷や小キズ、小さな打痕
それに伴う僅かなペイントロスが見受けられます。
多少の使用感は見られますが、パーツの欠損や、欠品、目立つ汚れ等
美観を損ねる大きなダメージは見られず、点灯も良好です。これからも永くお使い頂けると思います。