歴史的な全面降伏直後の1945年頃から剣持 勇氏は、柳 宗理・長 大作・水之江忠臣らとともに
ジャパニーズ・モダンと呼ばれるデザインの礎を創り出したプロダクトデザイナーです。
PI10-09
こちらは、天童木工より発売されていた、「カブトチェア キャスターベース」となります。
どことなく兜からインスパイヤされたようなシェルの形状が大きな特徴です。
キャスターベースも剣を模したようなデザイン。
1961年から現在まで販売されているカブトのアームチェア。
発売当時はベストセラーとなったチェアに4本脚キャスターのオリジナルタイプとなり、
現在では希少なプロダクトとなっています
やや大きく広がったバックレストは、背中を丸ごとホールドしてくれるしっかりとした座り心地。
シートも緩やかなアールを描きこちらもしっかりと自重を支えてくれる着座感となります。
初期モデルはシートのアールがもっと大きかったですが、後期デザインとなります為
どなたでも座りやすく、現代のインテリアともフィットしやすい緩やかなカーブのデザインとなっています。
ビニールレザーは恐らく張り替え等のないオリジナルと思われます。
劣化などもなく、ビンテージ品ですがそのままの状態でも十分お使いいただけます。
コンディションといたしましては、ビンテージ品となります為、
経年使用の傷や汚れ、使用感がございます。
年代を考えると良好なコンディションが保たれています。
昇降もアナログタイプの手動回転式ですが、問題なく上下可能です。