FLOS『 Arco Lamp 』Italy
本日ご紹介するのは、重厚な大理石のベースから伸びたポールが
大きなアーチを描くことから「アルコ(=アーチ)」と名付けられた近代照明の傑作、
イタリア・フロス社『アルコランプ』です。
PG18-508
デザイナーはアッキレ&ピエル・ジャコモのカスティリオーニ兄弟。
街灯からインスピレーションを受けたという傑作照明です。
1962年、イタリアを代表する建築家でありデザイナーでもある
カスティリオーニ兄弟を中心に創設されたFLOS / フロス社。
多くの著名なデザイナーにより名作を多く発表し世界のモダンインテリア照明の古典的存在にもなっています。
このフロアランプの最大の特徴のひとつでもある大理石のベースから伸びたポールはランプシェードまで
約2メートルありこれはダイニングテーブルの中央にシェードが来るように設置した際に、
チェアの後ろを人がひとり通れる絶妙なバランスになっています。
半円形の特徴的なシェードは上部に丸い小さな穴が空けられており真下を照らすだけでなく、
シェード上部からランプの明かりこぼれ出し幻想的な空間を演出してくれます。
シェードは二重構造になっていますので、外側を回転させることで光の方向を変えることができます。
天井から電源を取れない場所で使用できるようにアーチを描いたポールを経てランプが
お部屋を上部から広く照らしてくれます。 大理石でできたベースに開いている穴。
こちらは意匠的な要素のみでなく約65kgと非常に重量があるベースを持ち上げるための工夫でもあります。
棒を通し、棒を左右から持ち上げるようにして運ぶことができるようになっています。
フットペダル式の電源スイッチですので煩わしいこともなく、楽にON/OFFが行えます。
シルバーカラーのシェード・ポールに重厚な大理石のベース。
全体の大きさがあるにも関わらず、お部屋の中で主役ではなく、空間を引き立ててくれる美しい照明です。
照明それ自体も美しいランプですが、お部屋はモチロン
空間演出という点でも、店舗・商業施設等でも活躍してくれるフロアランプです。