民芸家具の先駆者、松本民芸家具による T型 ライティング ビューローです。
PB16-10 西洋の伝統家具様式に影響を受けたデザイン、深みのある色合いと職人の手により丁寧に仕上げられたディテールの美しさ。古くから和家具の産地である松本家具の職人によるこだわりを体感できるビューロとなります。T型ライティングビューローは、厳選された上質な材、ミズメザクラを主材に様々な木組の技術によって作られ、細部に至るまで拘ったライティングデスクとなります。かのバーナード・リーチが来訪した際に、ウインザーチェアに代表される英国家具の製作指導を受け英国の伝統的な家具製造と日本様式を織り交ぜ家具を作り続けて’76年に通商産業大臣(現:経産省)より伝統工芸品として指定を受けました。発足から現在まで70年を超える歴史と伝統を守り続けております。
コンディションといたしましては、外観には前面扉に補修跡と打痕がございます。また、袴部分左側面に取り切れないシミがございます。ビューローを開いた所に補修痕が3カ所ございます(画像を参照)。チェストには2段目にシミとペン跡が見られます。その他は多少の使用感はあるものの大きな目立つダメージもなく開閉等もスムーズですので、長くご愛用頂けると思います。