OB05-10
元来、ビンテージとはワインにおいて、収穫から醸造をへてボトリングされるまでの工程を表す言葉だったようですが、現在では楽器や家具・デニムなど、様々なジャンルにおいて名品を称える表現になりつつあります。本日紹介のハーマンミラー製のサイドシェルチェアは、やはりビンテージと称するにたる歴史と知名度、共に優れており、ミッドセンチュリーを代表するチャールズ&レイ イームズによる不朽の名作チェアです。何故人気がこんなにあるのか!?もちろん、現存する数量の希少さもありますが 現行品と微妙に違うシェルのカタチやFRPの量による表情の違いではないでしょうか!?僅かな彫の深いなったシートは、現行に比べると非常にしっくりと馴染む座り心地柔らかすぎないシェルの撓り、何よりそのシルエットはオリジナルにより近く非常に魅力あふれるシルエットとなります。コンディションといたしましては、シェル部分は1964-1988年代頃のモダンファニチャーセールス時代のもので、エンボスがロゴマークと「Exclusive Licensee of HermanMiller Funiture Products」記載があります。※モダンファニチャーセールスはハーマンミラージャパンの前身となった会社です。ファイバーも多く40~50年程度の古いものと思われます。少々スレや小キズはありますが、カケやヒビなどはなく正にビンテージとしては上々のコンディションとなります。ベースはリプロダクト品のエッフェルベースとなります。