Vereinigte Lausitzer Glaswerke"KUBUS"Wilhelm Wagenfeld ドイツ・Vereinigte Lausitzer Glaswerkeのガラスコンテナー「KUBUS」が入荷いたしました。デザインはバウハウス・デッサウで学び、その後イエナガラスやWMFから様々な日常品をデザインしていた”Wilhelm Wagenfeld”。1924年にデザインされたテーブルランプMT8は特に有名です。1938年に発売されたこのKUBUSはバウハウスらしい極めてシンプルなキューブ形状。数種類のサイズが用意され、容器と蓋が別売りとなった当時としてはめずらしい販売方法でした。それぞれのサイズはモジュール化され、重ね合わせていくことでまたひとつのキューブとなる工夫が凝らされています。パズルのように好きに重ねても規律あるモジュール達は美しく並び、直方体に積み重なった様はまるでバウハウス建築物のよう。現在では保存容器のモジュール化はあたりまえですが、その原点ともなるとただの容器とは言えない何かを感じさせます。「すべての造形活動の最終目標は建築である」KUBUSはバウハウス創始者グロピウスのこの言葉を体現しているアートピースのひとつではないでしょうか。私共の店にこのような歴史的デザインプロダクトが入荷したことに感謝しております。このKUBUSは有名なクリスティーズのオークションでもやりとりされていたことがあり、これだけの数が揃って出ることは稀であると言えます。バウハウス展があったら貸し出ししたくなるミュージアム・ピースでもありますね。バウハウスが残した遺産の中でも重要な作品のひとつであるKUBUS。この小さな建築物は誰の手に。<17ピース>
コンディションといたしまして、ヴィンテージ品となりますのでフチや底にチップや削れのあるものが数点ございます。割れにつながるようなヒビ等は見られず、年代を考えればよくこの状態で残っていたものだと思わずにはいられません。見づらくなっているものもありますが各ピースにVereinigte Lausitzer Glaswerkeのマークが入っています。*17ピースセットでの販売となります。