HIDA
WINSOR
ウィンザーチェアでクイーンアン様式を用いた前脚。珍しい。
というか座面後部に光る金色のプレートはなに?
そもそも飛騨産業にホイールバックのウィンザー。。。
よく扱う飛騨産業の家具なのに、今回は知らないことだらけです。
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飛騨産業の家具はこれまで様々な種類扱っています。
有名なところで言えば穂高、ツグミ、プロヴィンシャル、森のことば、クレセントなどなど。
日本での流通量も取り扱い店も多い有名なメーカーなので、調べたら正体がすぐわかる。
今回もそう思っていたのに。
完全にお手上げです。笑
最初見たときは英国のものかと思いました。
飛騨の椅子って、脚の装飾がシンプルかターニングレッグ(木をくるくる回しながら刃物を当てて削り出した装飾)のものの印象が強いんですよね。
でもこの椅子、前脚が動物を模したカブリオールレッグで、ばっちりクイーンアン様式なんですもの。
つくりだったり、座り心地だったちを確認してよくよく見てみたら、金色のプレートを発見。
ここでやっと飛騨の椅子だと判明です。
そして金色のプレートもこれはこれでお初。
日本で見かける飛騨の家具にはいつもシールがついています。
プレートなんて初めてです。しかもロットナンバー入り。
1,048番。同じ物が1,000脚以上も作られていたのでしょうか?
ヨーロッパやアメリカからの逆輸入品の可能性を感じたので、海外サイトも漁ってみたのですが発見できずでした。悔しい。。。
脚と脚をつなぐのはクリノリン・ストレッチャー(牛角型の貫)。
これも飛騨ではみたことなかったですねー。
綺麗なカーブを描いて、そこに角が2本。
椅子を支えるための何気ない部分に思えますが、ここのデザインが豊かかどうかで全体としての満足感が違います。
結局何が言いたかったというと、この椅子・・・もしやお宝なのでは?ということです。
正直価値を測りかねています。これまでのウィンザーチェアにならって価格をつけているものの、本当に適正かな?実はもっともっと価値があるものなのでは?と。