artek
401 Arm Chair
みなさんは、「SISU(シス)」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、フィンランドの人々が何世紀にもわたって受け継いできた「不屈の精神」や「内なる強さ」、「折れない心」を表す言葉。
厳しい冬の寒さのなかでも、決してブレず、本質的な心地よさと豊かさを静かに追求する。そんな「フィンランド魂」を体現しています。
トレンドが目まぐるしく移り変わる現代において、私たちのインテリア選びにも、この「SISU」のような一本の強い芯が必要なのかもしれません。
今回ご紹介するのは、まさにその精神を体現した一生モノの特等席。
1933年の誕生から100年近くもの間、世界中で愛され続けている"Artek アルテック"の名作『401 アームチェア』です。
フィンランドの豊かな森のぬくもりと、時代に色褪せない本物のデザインが、あなたのおうち時間を極上の癒やし空間へと変えてくれます。
内なる強さが宿る。フィンランドの精神「SISU」を体現する名作チェア

1935年フィンランド・ヘルシンキにて設立されたアルテック。
Art(アート)とTechnology(テクノロジー)、芸術性と技術力の融合を意味する造語を社名に冠した同社は、実用的かつ洗練された新たな価値を持つプロダクトを数多く展開。
創業から90年以上が経った現在も、その魅力は色褪せることなく、世界中のデザインファンを魅了し続けています。


デザインを手掛けたのは、同社の創業者でもある北欧近代デザイン界の巨匠“Alvar Aalto アルヴァ・アアルト”。
家具やデザインに詳しくない方でも、アルテックやアアルトの名を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
建築をはじめ、家具やガラス食器などの日用品、さらには絵画まで幅広く手掛けたアアルト。
実は、フィンランドの通貨(ユーロ導入前)の紙幣にも肖像が使われていたほどの、フィンランドを代表する国民的英雄です。


1930年代、世界が「金属製のモダン家具」という一大トレンドに沸くなか、アアルトはあえて流行を追わず、故郷フィンランドを感じさせる「白樺(バーチ材)」を採用。
独自の「ラメラ曲げ木」技法で、無垢材のように美しくS字を描いたフレームは、あえて「後ろ脚」をなくし前側のフレームだけで支えられています。
そうすることで身体を預けたときに、まるでハンモックのように心地よく、しなやかにたわむ心地良い座り心地を実現しています。
流行を追わず、人間の心地よさだけを実直に追求した401。この強靭なウッドフレームには、90年以上経った今も、決して折れない「内なる強さ」が宿っています。

背座のクッションには、波形スプリングやウレタン、ポリエステルを絶妙なバランスで内蔵。身体のラインに吸い付くようにフィットし、深く腰掛けた瞬間、日々の緊張が心地よくほどけていきます。
そして、頭まで優しく包み込むハイバックの背もたれは、顔の横までゆるやかに回り込むことで、周囲の視界をほんの少し遮り、部屋の中に「自分だけの小さな特等席」を作り出します。

そして、この一脚を語るうえで絶対に外せない最後の魅力が、フィンランドを代表するテキスタイルブランド「ヨハンナ・グリクセン」のファブリックです。
同国の伝統的な織物技術をモダンに昇華させた「Nereus(ネレウス)」という幾何学模様の生地を採用した、複雑に織り重なるプリント生地にはない立体感と、豊かな表情で上質な美しさを引き立てています。
北欧らしい洗練された佇まいでありながら、どこか日本の「和」の空気感があり不思議な懐かしさと落ち着きを感じさせます。

自分らしさを貫いて愛され続けてきた『401 アームチェア』。
この椅子を迎えることは、まさに自分の暮らしを心から大切にするという決意そのものです。
平日の夜、クタクタになった身体を預けて、温かいお茶を飲む。
休日には、ゆったりと、大好きな読書や映画にただ没入する。
ハイバックに守られたその空間は、外の喧騒からあなたを切り離す、世界で一番贅沢な居場所です。
あなたも一生物の相棒となる「内なる強さが宿る一脚」を、お部屋に迎えてみませんか?