Akimoku
rocking chair 5RU
曲木家具の専門工房として100年以上の歴史を持つ『秋田木工』。
ジャパニーズモダンデザインを牽引した剣持勇や柳宗理といった名デザイナーの家具も同社より発表されており、その技術がいかに優れているかが伺えます。
卓越した木工技術により生み出される家具は、しっかりとした耐久性と機械製造では再現出来ない美しさを持ち合わせており、現在では一般家庭はもちろん店舗等、様々な場所で取り入れられております。
そんな秋田木工の技術の結晶ともいえるロッキングチェアが入荷。細かく見る程にその技術力の高さに驚かされる名品です。
熟練の職人による、秋田木工の美しき名品
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「モダンスタイルの原点」ともいえる曲木椅子を多く生み出したミヒャエル・トーネットが発明した曲木技術は、高温の蒸気で無垢の木を蒸し曲げるという当時としては画期的なもの。
鉄型に嵌めそれぞれのパーツを徐々に曲げていくことで成形していきますが、木が乾き固くなってしまうまでの時間は僅か5分程度。
力に任せて作業を行ってもうまく曲がりません。整った曲線を作り出すには熟練の技が必要となります。
金具を極力使わずに組み上げられている為、丈夫で軽量。そして、見た目にも美しい製品が出来上がります。
こちらの『5RU ロッキングチェア』は、秋田木工の持つ曲木技術が凝縮された逸品。
背とアームから脚部へと繋がるパーツと座面の装飾的な円形パーツから見ても分かる通り、この椅子はほぼ全ての部分に曲木が採用されています。
ロッキングチェアという曲線により心地良い"揺れ"を生む製品にとってこの曲木は最適な材といえるでしょう。
トーネット社より発表された#7028をモチーフにしていると思われますが、#7028が板状のパーツであるのに対し、秋田木工の5RUは各パーツが円筒状に仕上げられている為、腕の"あたり"が優しくデザインとしても柔らかな印象。
背もたれはラタンを張った軽やかな造り。通常の椅子に比べ体積が大きいにも関わらずどの角度から見ても向こうが見える為、全く圧迫感を感じさせません。
細身のパーツを採用しているにもかかわらず、フレーム自体の揺れや遊び等は微塵も感じられず、着座の際にその頑丈な造りが全身で感じられます。
その安心感と滑らかで絶妙な揺れは、心と身体をリラックスさせる極上の座り心地となり、休息の時間をより良いものにしてくれることでしょう。
今回入荷したものは、シートにウェービングテープとウレタンを張ったファブリックタイプ。
長時間の着座でも快適にお過ごし頂ける嬉しい仕様の一脚となっております。
一言で言うなら『贅沢な椅子』。
現行定価は253,000円の品となりますが、その造りや製造工程を知れば納得の値段です。