秋田木工

Vintage Rocking Chair

曲木家具の専門工房として100年以上の歴史を持つ『秋田木工』。
ジャパニーズモダンデザインを牽引した剣持勇や柳宗理といった名デザイナーの家具も同社より発表されており、その技術がいかに優れているかが伺えます。 卓越した木工技術により生み出される家具は、しっかりとした耐久性と機械製造では再現出来ない美しさを持ち合わせており、現在では一般家庭はもちろん店舗等、様々な場所で取り入れられております。

そんな同ブランドよりロッキングチェアが入荷いたしました。細かく見る程にその技術力の高さに驚かされる名品です。

魅せる技術

こちらのロッキングチェアは1960～1970年に製造販売されていたもので、伝統的なウィンザースタイルを元に背もたれに8本のスポークを設け、曲木加工が施された美しいフレームが特徴的です。

北欧デザインの巨匠・ハンス・J・ウェグナーの "ピーコックチェア" を思わせる、美しいルックスに仕上がっております。

秋田木工の得意とする曲木技術が活かされたアームデザイン。

肘があたる部分で膨らむ形状は腕が落ちにくく、しっかりとした安定感があります。
また、丸みを帯びた先端は手のひらにしっくりと馴染んでくれる一工夫です。

曲木はロッキングチェアの肝である脚にも活かされ、程よく揺れる作りです。
実際に座ってみたら、ついうたた寝をしてしまいそうでした...。

座面には水や汚れに強い合皮のシートが張られており、奥行きもあるのでゆったりした座り心地になっております。

快適さだけでなく、デザインとしても効いている曲木。
背もたれのデザインによって後ろ姿も美しく、凛とした佇まいです。

優美さのあるクラシックな印象は、まるで格式のある旅館にいるかのような特別感を生み出します。
存在感のあるアイテムなので、店舗什器としても活躍間違いなしです。

現在は廃盤となり製造されていない希少なこちら。

秋田木工の意匠が伝わってくる確かなディテールが詰まった逸品です。