大衆の美術

1970年代後半、富裕層が楽しむものであった芸術へのカウンターカルチャーとして誕生した「ロウブロウアート(無教養な美術)」。 デッサン、写生等の伝統的な技法を無視して展開されるローブロウアートは、誰もが楽しむ事の出来る大衆向けのアートとして世界中に浸透。タトゥー、コミックス、アニメーション、ウォールアート等々、様々な場所で目にする機会があるかと思います。 今回はそんなローブロウアートを代表すると言っても過言ではないイラストレーター "シャグ Shag"の作品を3点まとめて紹介致します。

Pick up items

今回入荷してくれたのはどれも生産枚数の少ない貴重なもの。お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく！ それではコミカルでカラフルでどこか皮肉っぽい、Shagの世界をお楽しみくださいませ。

『The Discerning Guests』103/150

こちらは122×78cmの大判サイズの1点。今までにリリースされたものの中でも最大級のサイズという事で、視界いっぱいがSyagのアートで埋まるという贅沢な体験を提供します。 思い思いにお酒を楽しむ人々。本を出す程カクテルに精通したShagらしい1枚です。 紫を基調としたカラーリングで、ポップながらにどこか不穏さを感じさせるデザイン。題は『The Discerning Guests(見識のある客人)』。何か隠された意味がありそうです…。 Shag本人も、見る人が絵に与える意味に興味があるそう。色々考えを巡らせてみるのも楽しそうです。 こちらは150枚限定の生産。サインも証明書もばっちりと残っております。

『Desert Polynesia』 197/200

こちらは黄色やオレンジといった明るいカラーリングが特徴の『Desert Polynesia』と題された作品。バカンスを思い切り楽しむ人々と、何とも言えない表情のトーテムポールの対比が面白いですね。 乗り物の表記「Palm Spring」から、舞台はカリフォルニアのリゾート地帯のようですね。一枚で壁面をぱっと明るくしてくれそうな作品です。 こちらは200枚の限定生産！

『Blue Miles』 299/300

こちらは『Blue Mile』と題された1枚。こちらに色っぽい視線を送る女性が佇むのは、ミッドセンチュリーを色濃く感じさせるファッショナブルなお部屋。 題名通り青を基調とした落ち着いたカラーリングと、3枚の中では一番小振りで飾りやすいサイズ感(48×72cm)が魅力の1枚です。 こちらは300枚限定の品物です。