どれもが入手困難な一点。
戦後日本で一早く"プライウッド"の技術を家具作りに導入し、丹下健三や剣持 勇、柳宗理、松村勝男等優れた建築家と共にデザイン家具を生み出してきた"天童木工 tendo"。
国内でも"家具のデザインそのもの"に価値を見出したジャパニーズモダンにおける先駆けのブランドであり、世界的名作を数多く手掛けたという功績についてもあまりにも有名です。
Pick up items
この度入荷したのは、天童木工の現在では製造されていない希少なモデルや人気モデルのビンテージアイテム等々。
和モダン好きの方には必見のお品物となっておりますので、是非この機会にご覧になっていってください。
チーク材 ローテーブル
こちらは天童木工の技術部長を務めた乾三郎氏によるロングセラー品"座卓"を原型とした1点「ローテーブル」。
曲げ木されたプライウッドが織りなす造形美が特徴となっており、その洗練とした佇まいは和モダン空間に魅力的な彩を添えてくれます。
持ってみると非常に軽量で、「座卓」の重厚なイメージをあっと言う間に覆してしまうほど。
大きさもW65cm×D65cmとコンパクトなので気軽に取り入れて頂けるかと思います。
現在のラインナップには無いチーク材が使用された希少なビンテージ品。2点の入荷となっております。
松村勝男デザイン イージーチェア
こちらは日本のデザイン家具界の草分け的存在としてその名を知られる"松村勝男"が1970年にデザインを手掛けた「イージーチェア」。
現在では製造されていない希少なモデルとなっており、ナラ材を使用したプライウッドの曲線美とその座り心地が使い手に深い安心感を与えてくれます。
有難い事にこちらも2点入荷しております。
背もたれの高さが絶妙で、後ろを振り返る時も快適なんですよ。
ブルーノ・マットソンデザイン マルガリータ オットマン
こちら「マルガリータ オットマンスツール」は、スウェーデンを代表する建築家"ブルーノ・マットソン Bruno Mathsson"がデザインを手掛けた一点。
マットソン氏は1974年に初めて日本を訪れた際に天童木工社に出向いており、その繋がりの強さでも有名かと思います。
高い品質のプライウッドを更に磨き上げる事で生まれる上質で軽やかなフォルム。
何より"入り込む"ような深い座り心地は言葉にできないものがあり、まさにブルーノマットソンの哲学を感じさせる唯一無二の作品となっております。
非常に軽量なので取り回しが良くオットマンとしては勿論、スツールとしてもお勧めです。
こちらも希少なビンテージ品となっております。
T-0592 食卓イス
最後にご紹介させて頂くのは「T-0592 ダイニングチェア」。
使い込まれた風合いが良い木味を生み出していますね。ロゴのスタイルから1982年より以前に作られたビンテージ品であることが分かります。
主にレストランや食堂で使われていたようで、シートの素材を見ても多くの人々に使われる事を想定して作られていたようです。
プライウッド同士の接点をより一体にする為に施される"コマ入れ成型"等 天童木工ならではの見所もあり、素朴ながらに天童木工の技術力が伺える一点となっております。
おわりに
天童木工のビンテージアイテムを一挙にご紹介させて頂きました。
こういった希少なものを2対で入荷する機会も滅多にないこと。是非この機会に天童木工の魅力をご家族でもお楽しみ頂ければと思います。