ホッカイロのように
もし枕草子にインテリア版みたいなものがあったなら、絶対に冬はチークでしょう。
それくらい寒い季節が似合うのは、やっぱりこの木材だと思うのです。
飴色にぬくもりを感じられるから?チークといえば北欧、北欧といえば冬が長いから?とりあえず断然チーク推しです。
Pick up TEAK WOOD items
北欧にならう温かみのある暮らしに欠かせないチーク材。
家具で暖をとるなんて不思議な感覚ですが、実際店頭に並んだチーク材のアイテムを見ていると本当に温かみが感じられます。
今回はチーク材特集。少しでもほっこりしていただければ幸いです。
Chr. Christiansen Model310 ダイニングチェア
まずはチェアから。トップバッターは、いたるところにみられる優美な曲線に意匠を感じられる1脚。
デンマークの家具デザイナー、Erik Buch(エリック・バック)による個性的な佇まいに、経年の深いブラウン色が渋さを与えます。
Scandinavian Vintage ダイニングチェア
こちらは北欧のビンテージ品ではあるけれど、メーカーやデザイナーの有無は不明なアノニマスなダイニングチェア。
チャームポイントは、バーがリボンみたいな形をしたラダーバックの背もたれ。可愛らしい見た目に反して、ひろびろ座面のゆったり椅子です。
Ebenezer Gomme G-plan ダイニングチェア
英国でいち早く北欧スタイルを取り入れた「ジープラン | G-PLAN」からは、Ib Koford Larsen(イブ・コフォード・ラーセン)のチェアをご紹介。
チークとファブリックのブルーのコントラストに目を奪われがちですが、長方形に近い平たい座面が特徴的で実は座り心地も抜群なんです。
Ebenezer Gomme G-PLAN ネストテーブル
同じジープランでも1980年代のブランド後期に製造されたこちらのネストテーブルは、直線が強調されたすっきりデザイン。
使い勝手の良さも魅力のネストテーブルにチーク材の深みのある趣が加わった1台。いや、3台?とにかくおすすめです。
Danish Vintage EX コーヒーテーブル
使い勝手といえば、天板が伸長するローテーブルという珍しいデザインも在庫しています。これぞ王道のデンマークビンテージといった佇まいがたまりません。
真鍮のバーで作られた簡易棚もよい味が出ていて、必ずやリビングの主役となってくれることでしょう。
Vejle Stole & Mobelfabrik コーヒーテーブル
同じコーヒーテーブルでも、同じデンマークビンテージでも、同じチーク材でもデザインが変われば佇まいも変わる。
シンプルに直線を生かしたHenning Kjaernulf(ヘニング・ケアヌルフ)の1台。ぜひ大きなソファの前に置いてゆったりと使ってほしいと思います。
GUDME ダイニングテーブル
もちろんダイニングテーブルもあります。ただ、本当はエクステンション仕様だったのですが、こちらは追加天板が欠品しています。
それでも伸長はせずとも4~6人で囲める大きさがあるので、日常で使うにはこの大きさはしっくりくるはず、です。
Scandinavian Vintage ライティングビューロー
簡易のデスクとしても使える収納家具、ライティングビューロー。この時期は、チェストの中に厚手のセーターをしまいたくなります。
強い木目を残したチーク材というのもまた良いものです。程よい存在感が感じられる逸品です。
Karl Andersson & soner Oresund キャビネット
大型の収納家具をお探しの方にはこちらを。重ねても別々でも使えるシェルフと戸棚の2段セットです。
心なしか洗練されているような気がするのは、デンマークの巨匠・Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)が手掛けたデザインだからでしょうか。
Japan Vitage ウォールミラー
最後は、インテリアアイテム。日々の身だしなみのチェックに欠かせない鏡にもチーク材を取り入れて。
このミラーだけ日本製なのですが、北欧家具と何ら遜色のないスタイリッシュ感があります。コンパクトサイズという点も◎です。
おわりに
ホッカイロのような木材、チーク材。見ているだけでもこれだけ温かみを感じられるなんて、やっぱり不思議です。
ひとつインテリアに加えるだけで、その効果を実感いただけるはず。
温かな部屋で温かみあふれる家具に囲まれてぬくぬくと過ごす。冬が一段と好きな季節になりそうです。