B&G / Kronjyden / NISSEN
Relief
本日は、半立体の葉っぱのモチーフと、釉薬が作り出す温かみある濃淡により味わい深い土色の表情を演出するデンマークの巨匠" イェンス・クイストゴー / Jens-H-Quistgaard "『 レリーフ / Relief 』のご紹介♪
見たまま、そのまま

今から20年程前、イギリスに4年程住んでいた事がありました。片言以下の語学力から始まり、今思えばよく生きて帰ってこれたなと思いますが、最近増えてきた外国人のお客様の中にもいわゆる「イギリス訛り」の英語が聴こえると「Where are you from?」と理由もなく聞いてみたり。「I'm from New Zealand.」とか言われて、「あ!へ~。」みたいな空気になる。・・・まだまだ未熟でした。・・・とはいえ、帰国後特別英語学習していないのにまだ喋れているので、当時かなり濃厚な語学の時間を過ごしてきたと言えるかもしれません。
そんなイギリスですが、「fish and chips」「English breakfast」とかの伝統料理があります。見たままそのまま過ぎる名称はツッコミどころ満載ですが、住んでしまうと意外と食べる機会がなく、English breakfastに関しては、本当に帰国最後のヒースロー空港が最初の機会でした。


さてそのままの名前といえばデンマークの彫刻家兼デザイナー" イェンス・クイストゴー / Jens-H-Quistgaard "の『 レリーフ / Relief 』シリーズ。カップやお皿、ポットの表面に葉っぱのモチーフがパターン化された半立体表現です。
レリーフは英語でも「relief」と表記され、海外でも同様の意味合いで用いられます。2次元表現である絵画と3次元表現である立体彫刻の丁度中間に位置づけされる芸術表現。その歴史は長く、古代から現代に至るまで、芸術は勿論、公園、学校、駅、個人宅の外壁から墓碑の装飾まで、様々なシーンで使われる身近な技法です。
いわば芸術用語として見たままそのままのレリーフを、名づけにひねりを加えずに採用してしまう潔さ。完全な立体ではないそれをそのまま呼ぶ事への意志の強さは、直結して同シリーズの完成度へと繋がっている気がします。



元々試作段階では青、緑、黒、茶色などさまざまなカラーバリエーションが存在していた様ですが、その中で選ばれたのが黄褐色(黄土色)。いってしまえば、これも土で作った器を土色でコーティングするという見たままそのままの強さにより、色合いとその濃淡がそれそのままダイレクトに伝わります。
北欧食器と一言でいっても、アラビアやイッタラはフィンランドのメーカーです。ですが実際にデンマーク・コペンハーゲンを旅すると、町の食器店で所狭しと積み上げられているのは、イェンス・クイストゴーの作品達。デンマークというよりもデザイナーの人気度がと言った方が良いかもしれませんが、レリーフシリーズを始め、同氏の手掛けた半立体表現の作品群は大変人気を集めています。路地裏の小さなお店でもJCBカードが使えた事を考えると、日本人旅行客からの注目度も高い事が想像できます。



「彫刻家だからレリーフに強い」と言ってしまえばそれまでですが、同氏の半立体食器の魅力は、彫刻的な存在感を放ちながらも、ちゃんと食器としても使えるデザインである事。色鮮やかな北欧食器と異なり、和食器の素朴さとも通ずる落ち着いた雰囲気は、その名の通り装飾的ながら日常使いし易い「用の美」を感じさせます。
現在経堂店ではレリーフコーヒーポットとオーバルプレートに加え、ブラウンアズールのケーキスタンドをオンラインショップで掲載中です。またその他にもネット未掲載のレリーフシリーズを数多くご用意。インプションの中で、最も食器在庫の割合が高い経堂店でお待ちいたしております♪











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