民芸家具
整理箪笥
先日、妻と伊東へ旅行に行きました。
ちょうど台風が接近している時期で、波が高すぎて海水浴は出来なかったんですよね。残念、、、。
「どうしよっかね~。」なんて言いながらたまたま入った道の駅でたまたま民芸展が開かれていたんですよ!
綺麗な陶器から、高級感に溢れた家具まで、ずらりと並んだ店内。
そのどれもが無名の職人によって手掛けられたものでしたが、何だか見ていてホッとするような、安心するような、、、。
imptionでも度々「松本民芸」や「北海道民芸」などの有名どころが入荷するのですが、
そのどれとも違った不思議な温度を感じました。
本日ご紹介する民芸家具もまたあの時と同じ感覚を覚えました。
どこか懐かしい民芸家具。
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それがこちら!
どっしり!ずっしり!した佇まいの整理箪笥です。
ブランドが不明ではありますが、
和とモダンが合わさったデザインや、随所に見られる丁寧で正確な造りからは、高級民芸家具にも負けずとも劣らない魅力的な和箪笥ですね!
民芸家具と言えばミズメザクラ。
狂いにくさや粘り強さから家具の素材として非常に優秀な木材ですね。
こちらの和箪笥にもしっかりとミズメザクラが使用されています。
”虎斑”と呼ばれる独特な杢目がとっても美しいですね。
これは、木が成長する時に養分を溜めていた部分で、良質な天然木の証でもあるんだそうですよ!
ミズメザクラは経年により色味の深みが増し、艶やかな飴色へと変わっていくのが特徴。
こちらの和箪笥は、普段見かける「松本民芸」や「北海道民芸」の家具と比べると、やや赤みが強いですね。
これは塗装による違いなのか、はたまた木がまだ若いのか。。。
個人的にはこれくらい赤みが強い方が好みではありますね。
若草色の畳、乳白色の砂壁、明るいヒノキの柱。
そんな和室に置いたら差し色としても綺麗ですし、空間の空気が締る。あぁ。そんな和室で読書でもしたい。。。
デザインの良さ、素材の良さは勿論ですが、民芸家具と言えばやはり実用性の高さも魅力のひとつ。
こちらの和箪笥もただでかいだけではないんですよ。
抽斗だけでも9杯。
しかも大・小と異なる収納容量の抽斗となっているので、収納の住み分けにとっても便利。
1杯ごとの深さは無いものの、その分幅・奥行共に広いですね。
これはきっと重ねて収納したりしない和服を、1杯に1着ずつ収納する想定で作られているんですね。
この造り、現代の日本に置いて使い勝手がいいかと聞かれれば、非常にいい。
底は深ければ深い程に沢山入りますが、何段かに重ねたりしたら取り出す時に折角畳んだ服をぐちゃぐちゃにしちゃうじゃないですか!
でも浅く広い弧の抽斗なら、重ねなくても何枚も衣類を収納できて、出し入れも楽々ですね♪
最上段には引き違いの収納が備わっております。
左側は、高さがあるので背の高いものの収納が可能。
左側には中間棚があるので、書類などの分けて収納したい物にちょうどいいですね。
私は、祖父も祖母もすでに他界してしまって、家も取り壊されてしまいました。
結構好きだったんですよね。ザ・田舎って感じの古臭い家。
この家具を見ていると何だかその懐かしい気持ちが蘇り、ほっこりした気持ちになります。
やっぱ、自分の家は心から落ち着く家具に囲まれた空間がいいですよね。
和洋どちらにも合わせやすく、実用性にも富んだ貫禄のあるデザイン。
是非、この機会にとりいてみてはいかがでしょうか?