桜製作所 コノイドデスク CONOID DESK ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ George Nakashima ~五感に語りかける、美しい自然の姿~

UPDATE: STAFF:ユキナ
桜製作所 コノイドデスク CONOID DESK ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ George Nakashima ~五感に語りかける、美しい自然の姿~

桜製作所 コノイドデスク CONOID DESK ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ George Nakashima ~五感に語りかける、美しい自然の姿~

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桜製作所 CONOID DESK

何よりも自然を愛し、木を愛し、日本を愛し、米国を愛した人物。 20世紀を代表する家具デザイナーの一人「ジョージ・ナカシマ」です。 ありがたいことに、今までに何度かお取り扱いさせて頂いている同氏の家具ですが、 今回はなんと、コノイドデスク、ニューチェアアーム、ラウンジアームの3点が同時に入荷しており、店頭にて実物もご覧頂けます! (※ラウンジアームは早くも販売済みとなっております。ジョージ・ナカシマ人気恐るべしです。) 一同に会すると、より一層同氏の世界観を感じ取ることができ、実物を見れるだけでもありがたい気持ちになりますね。 一点一点じっくりとご紹介していきたいと思い、本日は中でも初めての入荷となる「コノイドデスク / CONOID DESK 」をご紹介させて頂きます。

アメリカから日本へ、

国境を超えて生まれた唯一無二のデザイン。

>>この商品の詳細を確認する 1905年生まれの日系アメリカ人であるジョージ・ナカシマ。日本名、中島 勝寿(なかしま かつとし)。 アメリカで生まれ育っていますが、大学卒業後父母の故郷であった日本を訪れることで、同氏の家具人生が動き出すのです。 おこがましいかもしれませんが、私自身も幼少期をアメリカで過ごしていることから、どこか親近感を感じずにはいられませんでした。 アメリカと日本という両極端の国にゆかりのある、同氏だからこそ生まれたデザインというものがあったのではないかと、ブログを書くにあたって勝手な想像を膨らませていました。 現在ジョージ・ナカシマの家具づくりを継承しているのは、愛娘のミラが引き継いだアメリカペンシルバニア州ニューホープの工房と、日本・香川県高松市に拠点を構える桜製作所の世界で2カ所のみ。 今回晴れて入荷した家具たちも全て桜製作所で受注生産にてライセンス製作されたものです。(焼き印有り) 同氏はどのようにして、アメリカから遠い日本・高松の工房と家具づくりを託すまでの強い結びつきを持つようになったのでしょうか? そのきっかけとなったのが、1964年に彫刻家の流政之の薦めで高松を訪れたときのこと。 流政之が1963年に設立した「讃岐民具連」という、日常生活で古くから使われてきた「民具」を現代の生活様式に合わせて再構築する、職人の手を活かしたプロダクトを生み出す運動に衝撃を受け、ジョージ・ナカシマ自身もその一員として地元讃岐の職人たちと一緒に製作活動をすることになります。 そこで、同じく民具連のメンバーだった桜製作所の永見眞一(会長)と出会い、桜製作所の手仕事や人と人とのつながりの精神に共鳴したことで、自身のデザインした家具製造先として長い付き合いが始まるのです。 「あなたがその表面に見ている木目は、板の中まで通っているものの現れである。」 ジョージ・ナカシマのある著書の中で、そう語っています。 自然から生まれた木の造形を生かすことを考えた同氏は、自らを木匠(ウッドワーカー)と称し、木に「第二の人生」を与えるような手仕事による家具づくりに励みました。 一つとして同じ木目、色、艶、形のないところが面白い木。素晴らしい可能性を秘めた木々が、ジョージナカシマの手によって美しい自然の姿で生まれ変わっていくのです。 家具にあまり使われることのない、バールと呼ばれる根や太く枝分かれした又木といった部位も、余すことなく大切に生かしたこともよく知られています。 コノイドデスクもまた、クラフトや民芸などの観点から、同氏がこれまでに培った技術やものづくりの精神がたくさん詰まった逸品となっております。 導入部分がとてつもなく長くなってしまいましたが・・・(笑)ここからはコノイドデスクの細部を一緒に見ていきたいと思います。 (写真は、同氏の仕事場であったコノイドスタジオをイメージしながらコーディネートしてみました。) 天板には、同氏がこよなく愛したと言われている無垢のウォールナットの一枚板を採用しています。 木目一つとっても同じものはなく、採用する板によってデスク全体の表情が変化するオンリーワンの魅力がありますね。 釘を使わずに板と板を接合する際に用いる蝶々型の「契り」をデザインのアクセントにしているところは同氏ならでは。 この工法を家具のデザインに活かしたのは、同氏が初めてでした。 そもそもコノイドシリーズはどのようにして誕生したのでしょうか? 「コノイド」とは、円錐、あるいは円錐曲体を意味する英語で、同氏の仕事場であるコノイドスタジオの屋根部分に使われている形状です。 1959年に発表されたコノイドチェアを始め、コノイドデスクもまた、そのスタジオのために作られたことから名づけられているんだそう。 建築家としての経験もある同氏にとって家具は、「小さいけれど建築である」という考え方が特によく表れている箇所が、ほっそりとしたこちらの脚部。 立派な一枚板を支えるには細いのでは?と普通なら心配になってしまう木の枝のような華奢な脚部には、それぞれ木材部品を接合する「ホゾ」が深く入っています。 更に枝分かれした形状には秘密があり、「トラス構造」という三角形で構成された骨組みの建築技法を応用し、充分な強度が保たれているのです。 手鉋で削られており、思わず触りたくなるような優しく滑らかな表面に仕上がっています。是非皆さんにも一度触ってみて頂きたいです。 木の枝のような脚部の左手は軽やかさを、ドロワーが付いたクロスレッグの右手は重厚感を。アシンメトリーな両端の絶妙なバランスには、同氏の持つ多様な技術が至るところに施されており、木材の大いなる可能性をも感じられますね。 芸術作品のような美しい佇まいに反して、引き出し3杯(一番下は仕切り板付き)が備わったデスクとしての機能も十分。 デザインと機能の二面性を持った、そのギャップにも魅了されずにはいられません。 最後までお付き合い頂きありがとうございました。皆さんいかがでしたか? 自然や木を心から敬い愛したジョージ・ナカシマだからこそできる「木との対話」を、コノイドデスクを通して少しだけ覗かせてもらえた気がします。 そして、同氏の家具を初めて見たとき、まず目で見るところから始まり、次に必ず触れてみたくなる理由がなんとなくわかった気がします。 五感に語り掛けてくるような強い生命力を持つ木の家具たち。 中古市場でも出回ることの少ない「木匠」の作品を、是非実際に見て、座って、感じて、唯一無二の美しさをご堪能いただきたいと思います。

桜製作所 コノイドデスク CONOID DESK 片袖机 抽斗3杯 ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ 焼印入り ●

桜製作所 CN103 ラウンジアーム LOUNGE ARM ラウンジチェア 片肘 ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ 焼印入り ●

桜製作所 CN115 ニューチェアアーム NEW CHAIR ARM アームチェア ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ 焼印入り ●

桜製作所 コノイドデスク CONOID DESK ウォールナット無垢材 ジョージ・ナカシマ George Nakashima ~五感に語りかける、美しい自然の姿~

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