松本民芸家具 D型 スタンドミラー
松本民芸家具。暮らしの中で生まれる美しさを愛する「日本民芸運動」を実践し、家具業界で初めて伝統工芸品となった長野県松本市の家具メーカーです。使用されるミズメザクラの硬派な味わい、質実剛健を体現するシンプルな美しさにはファンが多く、ユーズド市場でも人気の高いメーカー。松本民芸家具の前身である中央構材工業は、もとは戦後の復興住宅向けの木製家具を手掛け成長しました。創業者の池田三四郎が「第二回日本民芸協会全国大会」の中で日本民芸運動の父、柳宗悦の講演に感銘を受けたことで民芸家具の製造に一生を捧げる事を決意し、その後バーナード・リーチの製作指導によって英国家具製作の技法が伝わったことにより、松民を代表するウィンザーチェアの基盤が築かれたそうです。今回はそんな松民の姿見をご紹介いたします。
上等な暮らしに相応しい、質実剛健な家具
姿見の背中。あまり見る機会の多い部分ではありませんが、こちらにもミズメザクラが使用されています。緻密で明瞭な杢目は高級木材として食器などでも使用されますが、生産量自体が少ないことから市場に出回る量も多くありません。 ごてごてとした装飾は一切見られません。薄いフレームはきっちりと組まれていて端正な造形の美しさが見て取れます。 がっしりとした脚元。安定感がありますが重すぎずスリムなデザイン。 裏面には松民のシール、 職人のサインが誇らしく彫られています。筆で描いたような達筆さ。こんなところにも見て取れる職人技が楽しいですね。 一日の初めに、出かける前に、帰ってきた時、何気無い瞬間に。姿見を通して「しゃんとしよう」と身繕いをする瞬間は、日々の忙しさの中で心を整えられる時間。そんな時間を過ごすのにふさわしい鏡があれば、暮らしが少し上等になりそうです。----------------- SPEC -----------------
Item number: RE28-409
Size: W55 × D35 × H145.5 cm
Price: SOLD OUT-
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