ジャパンビンテージ レトロポップカップボード

明治ハイカラ、大正モダン。 そして昭和レトロ。 時代背景は人々の生活に影響を与え、人々の生活は人々が使うもののデザインにも影響を与えます。 1970年代は世界中の様々なカルチャーが流れ込んだ時代。 人類が初の月面着陸に成功した出来事は宇宙へのロマンとなり、大阪での日本万国博覧会は見知らぬ世界への憧れとなり、大人から子供まで、日本のすべての人々の想像力につながりました。 デザインもまた、その影響を受けることになります。 本日ご紹介させて頂くのは、そんな激動の70年代。 日本で生まれた逸品です。

70’s、憧れが生んだデザイン

>>この商品の詳細を確認する 昭和レトロやレトロポップ。 今回ご紹介させて頂くカップボードもまた、そのように纏められる逸品です。 どこか古く懐かしく聞こえますがレトロポップの魅力は懐かしさだけではありません。 今の時代に作ることのできない自由な発想と新しさ。 70年代の日本で作られたプロダクトは時に未来を感じさせます。 今回紹介させて頂くのはポップなデザインとカラーリングがまさに昭和レトロなカップボード。 時代特有のポップさは色褪せる事無く、懐かしさと同時に、唯一無二な新しさを感じさせてくれます。 時代の空気感をそのまま伝えてくれるような面持ちはあまりにも魅力的。 他のビンテージに無い特有の雰囲気は日本独自の解釈や発想から沸き上がったものなのでしょうか。 この時代の家電や楽器にも同様のテイストが見られます。 あずき色のカラーリングや縁のシルバー。 上段引き戸のアーチ窓や背板、背板の印象的なパターン。 すべてのパーツが個性的ながら程よいバランスで纏っています。 食器棚として作られたとは思えないこのデザインの良さは他に類を見ません。 特筆したいポイントは実用面にも。 棚板や引き戸、抽斗、ガラス戸等も多数備わっており、カップボードとしての使い心地は抜群。 隠す収納と見せる収納の使い分けが得意な一台です。 ポップなルックスを持ちながらも感じさせる、現代の生活にも心地良くマッチしそうな予感は、この生活の為の家具としての細かな仕様にあるのかもしれません。 毎日のように生み出される多くのデザイン。 時代や流行は移り変わり、それに合わせてデザインも変化します。 置いてけぼりというと寂しいですが、過去のデザインは変わらずどこかに存在しています。 そしてそれらは記憶の装置として、見知らぬ時代をわたしたちに見せてくれます。 このカップボードもそのひとつ。 70年代前後にしか作られることのなかった逸品のご紹介でした。