新洋電気
Vintage Pendant Light
世の中には偉大なデザイナーの素晴らしい「名作」と呼ばれる製品が数多くあります。しかし、デザイナーやブランドを一回忘れてまっさらな気持ちで身の回りを見てみますと、名前は無くとも「名作」と呼ぶにふさわしい製品もまた数多く存在します。
今回もそんな世には知られていない、でも他の製品群に埋もれさせてしまうにはあまりにも惜しい1点が入荷しましたので紹介させて頂きます。
名も無き名作
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それがこちら。シルバーの筒の四方にガラスの取り付けられたモダンな印象の1点です。もう同じものに出会えることはまず無いでしょうから、記録として残しておきたくブログを書く事にしました。
製造は"新洋電気"。「心に響く照明」を昭和31年の創業当初から手作業で製造しています。
なんと言っても特徴的なのは雪の結晶のような複雑な形状をしたガラスのシェード。各2枚ずつ重ねて取り付ける構造となっており、光をゆらゆらと歪めて空間に届けます。中央の筒を伝って上下に伸びる光も幻想的です。
雰囲気からして~80年代頃の製造でしょうか。現行品には無い静かな迫力を感じさせます。繊細な形状をしたガラスには欠けも無く、よくぞここまで綺麗に残ってくれたものです。
コードの長さも国産を感じさせるポイント。天井が高くない日本の住宅でも、コードの長さを調整する事無くちょうどいい位置に収まってくれます。
どこか和のテイストも感じさせる奥ゆかしい雰囲気で、和室での使用にもオススメです。一つでお部屋をパッと明るくする程の光量があるわけではありませんが、ぼんやりとした明るさの中でこそ、より良さの際立つ照明ではないでしょうか。
製造から数十年経っても壊れたり捨てられたりする事無くインプションにやって来たのも何かのご縁。次の方の手に渡るまで、じっくりと魅力をお伝え出来たらと思います。
こういった名も無き名作を見逃す事が無いよう、常にアンテナを張っていこうと思わせてくれるオススメな1点です。是非ご検討くださいませ。