TENDO BRASILEIRA
Vintage Dining table
山形県天童市に本社を構える“天童木工 / TENDO ”。
説明不要の超有名な家具メーカーですね。
そんな天童木工がブラジルに工場を構え、家具の海外生産を行っていた時期があった事を皆様はご存じだったでしょうか?
私は知りませんでした。(笑)
何でも、その工場は1976〜1984年の期間にだけ存在していたそうです。
本日は、僅かな期間にのみ製造されていた希少なビンテージアイテムをご紹介致します。
海外からやってきた日本のビンテージ家具
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1960年代にブラジルの原木の輸出禁止措置を受け、ブラジリアン・ローズウッドが日本に入らなくなりました。
それならば、ブラジルで製作した家具を日本に輸出しようと考え、現地法人の" Tendo Brasileira "という会社が設立されたことが始まりなんだそうです。
何でも、" Tendo Brasileira "では世界的な建築家オスカー・ニーマイヤーのデザインした椅子も製作されていたそうですよ。
こちらのダイニングテーブルも、僅かな期間にしか製造されていなかった希少なビンテージプロダクトのうちのひとつ。
ただでさえ個体数が少ないのに、その上最も入手の困難な最高級銘木材の「ブラジリアン・ローズウッド」をふんだんに使用した一台となります。
天板には、ブラジリアン・ローズウッド特有の深い色味や黒縞の杢目がクッキリと出ております。
経年によって深まった風合いが美しいですね。
心なしかimptionに度々入荷するローズウッドを使用した家具より、杢目が明瞭で力強い様に感じます。
天板は美しいシンメトリーの杢目をしていますね。
これは、ブックマッチと呼ばれる技法を用いる事によって、短辺を中心に左右対称に杢目を揃えているんですね。
この技法により、希少なブラジリアンローズウッドの美しい杢目を極限まで引き立ています。
エクステンション構造は、天板を左右に引き、格納された天板下の拡張天板をクルっと回して完成。
ギミックがシンプルな上、とってもスムーズに動く。
生産されてから何年も経っているのに、こんなにスムーズに動くのは正直驚きです。
天童木工の高い技術力がうかがえますね。
天板にはハンドルが備わっています。
これのおかげでメイン天板をしっかりつかむ事が出来るので、お一人でも楽々に拡張可能ですよ。
格納されたエクステンション天板にもしっかりブックマッチ技法が施されています。
せっかくきれいな杢目なんだから、拡張した時にちょっとでもズレていたら気になりますよね。
安心してください!
ズレ止めのダボのおかげで、メイン天板からの杢目の流れが自然で美しく繋がります。
さて、" Tendo Brasileira "のビンテージEXダイニングテーブルはいかがだったでしょうか?
洗練されたデザイン。希少なブラジリアンローズウッドの質感。ビンテージならではの風合い。使用者に寄り添うギミック。どこをとっても素敵ですよね。
個体数も少なく、大変貴重な逸品。
中古市場でも出回ることが少ないので、お探しだった方はこの機会をお見逃しなく!